私の声 3
4月21日 市民大学の講座「私の声」の3回目。今週は、先週こなかったアンドレアと、新しい人も2人来て、ようやく、リストにある受講者全員がそろった。全部で8人。先週は体を使った練習をかなりたくさんやったから、今週は少なめにするわねというアネッテの言葉で始まった。まずは、いつものように各自が好きなように伸びをして体をほぐし、あくびをしてリラックスすることから始める。そして体を使った練習をいくつか。仙骨のマッサージ床に仰向けに寝る。まずは、呼吸や脊椎と腰骨のつなぎ目あたりや仙骨などが、床に接している状態を感じてみる。テニスボールを仙骨の下辺りに入れて、できる限り体重を掛けながら、腰を動かしてみる。しばらく続けたら、テニスボールを取って、もう一度呼吸や床との接点、腰骨の感覚を感じてみる。横隔膜が動いているのを感じてみよう 1四つん這いになった状態から、踵だけをつけひざを開いた上体で腰を落とす(ひざを開いた正座の状態)。腕もひじまで床につけ上半身を支える。その状態で、fー!f-!と強く息を吐く。次に、fu-!と犬みたいに吠える。横隔膜の動きを感じてみよう 2椅子に片足を乗せて、P! T! K!といった強い子音を発音する。次に強い子音を含んだ単語を発音する。So ne' Quatsch!He Komm!Ottos Motto, Toto Lotto, toll gell?コレはかなり笑えるもう、アネッテ、面白すぎ。リズムがあってラップみたいになっていて、8人を3グループに分けて、掛け合いをやった。今週はエリザベートの個人レッスンがあった。エリザベートは、教会コーラスで歌っている。話し声はとってもハスキーなんだけど、歌いだすと声がビックリするくらい高くって、コーラスでもパートはソプラノ。練習の始め、彼女は高い音域と低い音域の声質がぜんぜん違っていた。高音域は高いけど細くってプッツンと切れそうな声で、低音域は割りと低い響きを持った強い声。アネッテは、次々と発音させる言葉を変えながら、もっともっと(頬骨を持ち上げて)怖い顔してみて。役者になって舞台の上に立ったつもりで、大げさに感情を込めて。観客を驚かすみたいにと指示。ひとしきり練習すると、彼女の声が急に変わった。安定感があって、奥行きのあるしっかりした声で聞きやすい。そこでようやく納得がいったという様子でアネッテが説明してくれた。エリザベートは、確かに高音域では高い響きを持っているけれども、低音域からのチェンジでかなり引っかかって、音程が定まらなくなるし、声質がガラッと変わる。だから、もっとマスクを使うように練習した(コワイ顔→頬骨を上げてマスクに響かせる)。マスクを使うと、高音域でも低めの響きが出てくる。だからソプラノというよりも、メゾかアルトの方が合っているかもしれない。声質が変わったの分かった?自分でどう?という問いに対し、声質が変わったのは自分でも分かった。でも、こんな顔でずっと歌うなんて、絶対できないわと答えるエリザベート、すかさずアネッテでもま、クラッシックの歌手って、歌っている姿が美しいことってはほとんどないからさすがアネッテ