|
テーマ:愛犬との今日の出来事(3739)
カテゴリ:犬
うちのは保護犬。
2年半前に、我が家へやって来た。 を引き取りに行った時、一時預かりのママさんは、 毎日車で馬を預けている農家まで行っていたから、は車には慣れてるの。ぜんぜん怖がらないわよ と言っていた。 しかし実際は、私達を乗せた車が市街地を通り抜けた辺りから、尻尾を足の間に挟み、全身でガクガク震え出し、ハアハアと激しく息をした。 高速道路に乗ったらすぐに、犬用のシートベルトがグルグルに絡まるくらいに左右に動き出し、時々叫び声もあげた。 怖いのか、気分が悪いのか、それすらも判断できず、心配で心配で、最初は30分おきにPAに停めて休憩をした。 外に出た瞬間から震えはピタッとケロッとして普通に歩き回る。 じゃあ出発しようと、車にドアを開けると自ら乗り込む。 でも、車が走り出した途端に元通りだった。 最初の飼い主が、車に乗せたりしなかったので怖いのかもしれない。 それとも、最初の飼い主の元から保護センターへ、保護センターから保護家の家へ、ポーランドからドイツへ、保護家の元から一時預かりへ、そして一時預かりから私達の所へと、次々と移動させられてその度に環境が変わったことがトラウマになっているのか? それを考えると、一時預かりのママさんに可愛がられ、幸せに過ごしていたを、ある日突然誘拐してきた張本人として、非常に胸が痛む。 車に乗ると楽しいことがあるということを学ばせれば好きになると言われ、 大好きなチーズを与えたり、 フードを車で食べさせたり、 普段からと仲が良く、車に乗るのが大好きな友人の犬達と一緒に散歩に連れて行ったり、 バッチ・フラワーのレメディを与えてみたり。 とにかくいろんなことを試してみた。 不思議なことに、電車には割りとすぐに慣れた。 最初はホームに入ってくる電車の騒音だけでも怖がっていたし、乗ろうとしなかったこともある。 電車の中でも、車の中と同じように前進を震わせ、ウロウロしたり悲鳴を上げたりもした。 しかし今では、通過の貨物列車が立っているホームを轟音を立てながら通り過ぎても平然としている。 電車の中でも震えることもないし、フセをして居ることもできるようになったのに。 最近ではもう、車はダメなんだ。 きっとあっちこっちと移動させられたトラウマなんだ、とあきらめていた。 そんなある日、たまたま普段は乗らない義両親の車に便乗させてもらう機会があった。 車が走り出して気がついた。 が、ほとんど震えていない。 少し震えたりもしているが、電車の中のように落ち着いている。 一瞬いったい何が起こったのかと思ったが、すぐに思い当たった。 義両親の車は、メルツェデスの2ボックス型5ドアタイプ。 夫の車はVWのPOLO。 義両親の車は、エンジン音が静かなのだ。それに振動もほとんど感じない。 POLOは小さい車らしく、メルツェデスに比べればエンジン音も振動もかなり大きい。 ねえ、がぜんぜん震えてない。 車の中でこんなに落ち着いている所、はじめて見た。 騒音と振動じゃない?この車POLOに比べるととっても静かだもの。 それを聞いて、義両親は大喜び。 そうか、そうか。 は大きい車が好きか。 息子よ、お前もダイムラーで車を買わなきゃならないなあ 、、、お義父さん、無理です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 7, 2009 04:30:10 AM
コメント(0) | コメントを書く
[犬] カテゴリの最新記事
|