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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
アネッテのレッスン。
ボスと打ち合わせをしていたらオフィスを出るのが遅くなり、一本トラムを逃して、大幅に遅刻してしまった。 悔しい。 到着するなり、アネッテが言った。 あなたをデュエットパートナーとしてマークに売っておいたわ 言いながら、「はい、これあなたの分」と楽譜を渡された。 デュエット? 何の話?? マークって誰??? 年に一度、生徒さん達の内輪の発表会をしているらしい。 内輪だけの発表会だから、失敗したって全然構わないし アネッテはそういうことしないだろうと勝手に思いこんでいた。 一人ずつ歌わせるのではなくて、彼女が組み合わせを考えてデュエットを組み、曲を探しているらしい。 しかも、オペラの曲とか、ちょっとお芝居もできるようなものを選んでいるとのこと 私とマークのために選んでくれたのは、ドイツ語のオペラ、Abu HassanのNo.6。 バスとソプラノのデュエット。 ソプラノらしい音域だし、でもそんなに高い音は出てこないし、良いと思うの って、おーい。 1ページ目からAが出てくるよ Aなんて出ないよ? 発声練習では出ても、歌では出ないよ? 断言しちゃうよ? まったくどうなることやら。 お芝居は苦手だけど、男声とのデュエットは面白そうだなあ。 全然考えたこともなかったけど、楽しみ~ 発声練習 いつものようにハミングから。 ソ、ファ、ミ、レ、ドを、 nのハミング(歯を合わせて唇は開いて)で。 そしてng(口を空けて、舌は下の前歯の付け根に、口の奥の方を縦に広げて)で。 毎回のことだけど、中音域から始めて高音域までいく。 もうそろそろダメです、というところまで行くと、 糸が針の穴を通って出て行くようなか細ーい響きの、本当に外に出ているのか?と思うような小さなボリュームで、私の基準では「声」と言えない音が出てくる。 そこまで行くとようやくアネッテから、「そうその響き、それ!」とO.K.が出る。 分からない、、、。 その響きを保ったままで、という指示で、今度は音程を下げていく。 ド-ソ-ミ-ド-ミ-ソ-ド-ソ-ミ-ド、を mo--m-mo--m-mo--m-mで。 口を開いたり閉じたりするのが難しい。 そして no--ng-no--ng-no--ng-ngで。 難しいぞ 最初はngがまったくつかめなかった。 ngは口を開けたハミング。 いつも最初のハミングでやってるのに、どこをどうしたらいいのかサッパリ分からなかった。 何度かやっているうちに、noの口から少し大きく開いて、のどの奥の方を上にグッと広げると、響きのポイントが変わることが分かった。 口を閉じてしまうmとは反対に、口の奥をグッと縦に開かなくてはならない。 その響き、口の開き方が大切とのこと。 歌の練習 Abendempfindungを、先週歌った部分から後を音を取りながら最後まで。 今日は(も?)Eの発音をたくさん注意された。 -chenの発音に注意。 口を横に開かない。「ひぇん」ではなく、「ひょん」という感じに。 Per-leは表記通り「ぺ-rれ」という発音ではなく、「ぷぇ-rれ」って感じに。 Silbe(音節?)がrで終わっている場合、表記とは違ってrは次のSilbeの直前に発音することになる。 これが難しい。 巻き舌のRとLを連続して発音するなんて、無理だよ mir einも同じ。einの直前に巻き舌のrを入れる。 schoensteのteも、「て」ではなく、「とぅぇ」という感じ。口を横に開きすぎない。 基本的に、口を横方向に開いて平たく発音するのではなく、突き出すように開く。 口の中の空間をつぶさないように。 最後の部分ではschoensteが何度も繰り返し出てくるので要注意。 ヴェーバー / Abu Hassan: Weil / Cappella Coloniensis, Durmuller, Stojkovic, Etc +sym.1 輸入盤 【CD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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