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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
アネッテのレッスン。
日本から帰ってきた翌日の月曜日、早速アネッテのレッスンが入っていた。 日本滞在の後半は汗疹に悩まされ、さらに蕁麻疹が腕や太ももや背中に広がってきていたので、レッスンを休もうかどうしようかと、たっぷり一日悩んでいた 毎回汗をかくくらいに筋肉を総動員させられる歌のレッスンはちょっと不安だった。 蕁麻疹といっても病気ではなく、 あまりの東京の暑さに(←10月だというのに最高気温が28℃とか25℃とか)、半袖で過ごしているにもかかわらずちょっと動くと汗がにじんでくるような状態で、衣類が肌と触れているところがかぶれてしまった。 昔から汗疹はできやすかったけど、10月に汗疹って一体、、、 皮膚科に行ってステロイド剤を処方してもらい、かぶれた箇所は徐々に良くなったのに、それからなぜか体中に蕁麻疹が広がった。 さらに、身動きが取れず、体温の調整が難しい飛行機の中でそれが悪化。 こんなことは初めてだったので、もうわけが分からない もっとも、もともと肌が弱くって界面活性剤にかぶれることが多いので、実家で使っている粉の洗濯石鹸が怪しいと思うんだけど。 湿潤気候、恐るべし けど、日本にいた2週間ほとんど歌うこともなかったので、久しぶりにちゃんと歌いたい!と楽しみにしていたこともあり、、、迷った末にやっぱり行った 背中にも蕁麻疹ができていたので、いつもの体をほぐす、背中をトントンたたいたりこすったりはなし。 幸いにも、ドイツはすっかり冬の気配に支配されていて、しかも納戸の2階を改造したようなアネッテのアパートメントは、足元からじんわりと冷えてくる 歌っていてちょうどいいくらい。 ピアノに向かって座っているアネッテには寒いくらい。 発声練習 いつものようにハミングから。 腰を少し落とし重心を下げて、腕を体の前でかき混ぜるように左右にゆっくりと動かしながらの発声。 支えを維持しながら滑らかなレガートで歌う練習。 歌の練習 Abendempfindungはちょっとおいておいて、Abu Hassanのデュエットの音取りを始めた。 ホント、変なテキストよね~ 愛について歌っているかと思ったら、お金のことも出てくるのよね。 この歌劇自体知らないから、訳が分からない アネッテったら、本気で知らなかったのね ちょうど、日本にいる間にAmazonで注文しておいたCDが届いていたのを、日曜日家についてすぐに開封して、一度だけ聴いていた。 あのね、AmazonでCDがあったから買ったよ。 コピーしてあげるね まだきちんと読んでも聴いてもいないけれど、 これは、千一夜物語と同じ時代のバグダッドを舞台にした歌劇。 ドイツ人のカール・マリア・フォン・ヴェーバー(Carl Maria von Weber)による作で、1811年にミュンヘンで初演が行われた。 借金まみれの上にまったく勤労意欲のない夫、いわゆるだめんずのアブ・ハッサン。 借金の返済を迫られている。 一番多額の借金をしているオーマー(Omar)は、アブ・ハッサンの妻ファティマ(Fatima)に目をつけていた。 借金返済のあてのないアブ・ハッサンの窮地を利用して、ファティマを口説こうとする。 ファティマも自分たちの生活のため、夫を助けるためにオーマーの下心を利用することにする。 しかし、それでは借金返済の期限を引き伸ばすことしかできないので、根本的な解決にはならない。 そこで、すべての借金の帳消しを狙って、アブ・ハッサンとファティマが死亡したという大芝居を打つことを思いつく。 だめんずの夫の窮地を救うために、体を張る妻。 カワイイ妻にそこまでして助けてもらってもなお、まじめに働いて返済しようという発想がない、どこまでもルーザーな男。 ・・・こういうのって、なんていうか、時代が変わっても不滅のテーマなのねー そして今回歌うデュエットNo.6は、オーマーとファティマの駆け引き。 だから愛の言葉とお金についての会話が錯綜するのか。 このFatima、どうやら、ものすごく美しい女、という設定らしい。 ええええ、ハズカシ~(←馬鹿) 曲の感じを覚えるために、とりあえず一日一回くらいは掛けている。 何、この音楽?? 奇妙なテキストだな~ と、オットの反応はすこぶる悪い いや、まあ、ね。 だいたいオペラなんて他愛もない内容のものがほとんどですから テレビのない時代のメロドラマだからね。 それでいいんです。 メインは美しい音楽だからっっ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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