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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
アネッテのレッスン
この2週間風邪引いてて、咳がひどかったの。 それでもだいぶ治まってきて、夜はまだ咳が出るけど。 ええええ、歌えるの? さあ? この2週間歌ってないから分からない。 プローベも行かなかったし。 咳は声帯にとって、ハンマーで叩かれるような強烈な刺激なので、例え喉が腫れていなくても、声帯が疲労しているらしい。 だから、咳が出ている間は負担が掛かるような声は出にくくなるし、負担を掛けるような歌い方をしない方がいいとのこと。 発声練習 とりあえず、声が出るのかどうかを確認する意味も含めて、まずはハミングから。 ソファミレドをNで。 それからNGで。 そしてまたNで。 いつもはNのハミングは声が出にくく、NGのハミングにいくところだけど、この日は珍しくNのハミングの方が出やすかった。 出るわね。 一応出るんだけど、高い方に行くと、最初が引っかかるようにすぐに出てこない。 聞いているアネッテは、いつものようにやたらと音域を上げずにすぐに中音域に下げてくる。 ドソミドを do、do、do、do、do 暗い響きの母音(UとかO)の響きが良いとのこと。 でも、それだと声が前に出すぎるから(?)、もっと奥に引き込むようにするために、iの母音を加える。 jiyo、jiyo、jiyo、jiyo、jiyo 音程が下がってきても、後ろを開いたままで、高い方と同じ響きを保つこと。 ソドソ、 ミソミ ドミド を3音節の単語で。 首を振らない(この癖がどうしても治らない)、顎を動かしすぎない、口の開け方を変えずに舌の動きで発音する、音が下がる時にも上の響きを保つ。 歌の練習 マークが最後までできるかどうか、発表会で歌うかどうかがまだ分からない。 ということで、 ほら、楽譜コピーしておいたわよ 渡されたのは、AbuHassanのNo.4デュエット、AbuHassan(テノール)とFatime(ソプラノ)のデュエット 覚えてたのね、アネッテ さらに、AbuHassanのNo.5、Fatimeのアリアまである いや、それはさすがに無理だから。 時間も無いので、とりあえず楽譜をオットに見せて、2週間で何とか音取りができそうだったら、次のレッスンを二人で受けることにしましょうか、ということになった。 あああ、ついにテノールを獲得できそうだわ、うれしいいいい やっぱりテノール不足は深刻ですね。 私もテノールに生まれてきたかったよ。 どこに行ってもモテモテでさ AbuHassanのNo.6デュエット 最後まで音取りをした。 最後にAのロングトーンが出てくる。 それも、フレーズの中で跳躍してAではなく、Aから入ってロングトーン。 音取りをしながら試しに出してみるも、届いたか届かないかくらいの微妙な音程で、しかも2度目3度目は確実にかれて届きそうにない声が出てきた。 Aだけど、どう? 風邪で調子が悪い? っていうか、風邪引いていようがいまいが、Aは出るとは限らないんだけど・・・。 へ?! Aが出ないってどういうこと?! いや、どういうことって 出る時もあるけど、いつもは出ないの。 そうなの? じゃ、まずはスタッカートでやってみて。 A,A,A,A,A はい、そしたらスタッカートで歌っている感覚で、息を切らずに伸ばす。 A--------- 出るじゃないの あ、あれ? いや、いつもは本当に出ないんだけど・・・。 なんということか、あっさりと出てしまった。 適度な配合が重要なの。 息の量と、横隔膜の支えと、喉が力で固まっていないことと、そのバランスなの。 Aはまだ本当のPfeifenstimme(笛声?)の音域ではないけど、方向性が似てくるから。 スタッカートでは意識して横隔膜を使うし、短く細く息を使うから感覚がつかみやすいのね。 そうなのか K町のクリスマス・ミサで何度か歌ったKempterのミサ曲。 最高音がAで、これがどうしても出なくて、でも出したくて、自宅でピアノの鍵盤を叩きながら一人で練習していた記憶が蘇る。 何とかAに届こうと思って力いっぱい押して、でも出なくって、やっているうちに高音域がどんどん出なくなってきて、途方に暮れて、「Aは出ない」とあきらめたんだ。 それ以来、Aは、たまに出ちゃうこともあるけど、基本的に出ないって決めてかかってた。 なんだ、まるっきり間違ったやり方してたんだな 東芝EMI ハバネラ(不滅のオペラ・アリア集)〔女声篇〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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