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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
アネッテ主催の発表会の続きです。
さて、何とかデュエットが終わり、そのまま続けてソロを歌わせてもらえるのかな~?と期待していたのに、アッサリと裏切られ再び観客席へ。 次々と他の人達が前に出て歌う中、お茶で喉を湿らせながら、膝の上の楽譜をいじくりまわしながら、もう勘弁してくれ~とひたすら願っていたら、ようやく順番が回ってきた。 って、もう最後じゃん?! 最後なの、私?! 奇しくもこの日は、200何十回目かのモーツァルトの誕生日だったらしい。 だからモーツァルト最後なの? 今回が、アネッテの発表会、というよりも、人前で一人で歌うこと自体初めてだったので、てっきり1番最初とか、とにかくかなり始めの方でとっとと終わらせてもらえるものだと勝手に思い込んでいた。 こんなことなら、前もってアネッテに最初に歌わして欲しいと頼んでおくべきだったと、今では思う。 ま、そんなこと思いつきもしなかったんだけど。 とりあえず、デュエットで一度前に立っていたせいか、ソロの方が緊張しなかった。 いや、ものすごく緊張していたんだけど、ソロの時の方がまだましだった。 しかし歌は、、、、ボロボロですがな。 いつもレッスンで注意されている欠点を、さらに強調したようなそんな出来だった。 高音域はいつものように出ていたし、気持よく出せた。 でも低音域(と言っても既にGくらいから)がことごとくダメ。 高音域はとにかく音を出すためのフォームがあって、自然とそのフォームを作るので、大きな間違いができない(そうしないとそもそも声が出ないから) けど、低音域は潰れた話し声でも響きがなくてもとにかく一応音が出てしまう。 ゲネプロからここ数日で体の感覚として実感していることは、 高音域では口を開けること横隔膜で支えることなんてほとんど意識しなくても声が出るんだけど、 低音域に行くほど意識して横隔膜を動員し口の奥を広げなければならないということ。 ただこの、低音域で口の奥を広げるというのがなかなか力仕事で、しかも体のバランスをどういうふうに持っていけばいいのかが分からず、動きが繋がらない。 感覚として掴めない。 結局発表会でも、一箇所、あまりに響きのない平たい声に、もう自分でビックリしたくらい ダメだ、できないと思えば思うほど、体が固り、喉がしまり、口の中が狭くなり、共鳴する空間が無くなってしまうらしい。 しかも、怖くて楽譜から目を上げられず。(ああ、もう本当にダメダメ) この2曲、特にAbendempfindungの後半部分に何箇所か、ピアノ伴奏なしで歌から始まるフレーズが出てくる。 YouTubeでいろんな人のビデオを聞いてみると、ここが歌い手の聞かせ所になっていることがよくわかる。 ゲネプロの時には、伴奏のテンポを崩させなようにと気を使い過ぎて、ただ続けて歌ってしまい、アネッテに指摘された。 そこで、ゲネプロの後、もう一度じっくりと楽譜を読み直し、ピアノ伴奏が途切れる箇所、つまり好きなタイミングや長さで入ることの出来る部分をチェックしておいた。 コレはとても良かった。(っていうか、ソレ、直前になってやること?) 盛り上がるフレーズの前後でゆとりを持って息継ぎもできるし、遠慮無く間を使うことができた。 譜読みは大切、ということですね。(って、いまさら?!) DasVeilchenは、実は暗譜でも歌えるはずなのに、1音1音音符とテキストを目で追っていた。 表情豊かに場面が展開していく面白い曲だから、少しでも雰囲気を変えるように、テンポを変えて、表情も変わるように、努力だけはしたけど、、、どれだけ伝わっていたものか、、、、。 Abendempfindungでは、 普段は間違えない箇所でテキストを軽く間違え、一瞬舞い上がり。 ゲネプロで音が取れなかった箇所は一応歌えたんだけど、自信なさ気に聞こえたろうなあ。 歌い終わって、観客席で聴いていたオットのところに戻ってまず最初に聞いたこと。 声小さすぎた?聴こえなかった? いや、そんなことなかったよ。 ピアノがもう少し静かに弾けばいいのにって思ったけど。 ・・・。 それって、声小さかったって事じゃん 優しい人なんです。 一番悔しいのは、緊張のあまり、声を出すことや歌うことに集中できなかったこと。 もう、この敗北感。 あーあ、自分に負けました。 惨敗です(笑 でもコレいい練習になる。 それだけは確かです。 こういうの何回か経験したら、人の目なんか結構 次はこんなの、着てみる?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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