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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
これは、2011年4月の記録です。
ミセス・ウールのレッスン Einsingenの練習を五線譜に書き留めたモノを用意してくれた。 実はレッスンを始めてしばらく経った頃、もし家でも練習したいのならば、発声練習のメニューをノートとかに書き留めても良いのよ、と言われた事がある。 遠回しに、書き留めて復習するくらいのヤル気を見せろと言われたんだと思うけど。 それで5線譜ノートを持って行こうと思って町の文房具屋で探したんだけど、見つからなかった。 日本だったら学校用品コーナーに売ってそうなものなのに。 5線譜ノート購入を早々に諦めて、現在に至る。 なので、ミセス・ウールからコピーした紙を渡され、正直なところ後ろめたかった。 大人の片手間の趣味だから許してくださいと、思わず心の中で言い訳してしまうんだけど。 申し訳ないなあ。 その後、紙に書かれている発声練習メニューを一つ一つ説明してもらいながらやってみた。 全部で8つ。 ・喉をリラックスさせるための練習 ・マスケの響きを使う練習 ・口の形を変えずに響きを保ったまま舌を使って発音する練習 ・高音域の練習 ・支えをバネの様に使う練習 ・低音域の練習 ・色々な母音を同じ響きで歌う練習 と盛りだくさんで、これ全部真面目にやったらタップリ1時間近く掛かりそうなメニュー。 この中でも、最初の喉をリラックスさせるための発声というのが、特に印象的だった。 ドからソの間を、音階を無視して擦り付けながら上がり、ソで少し伸ばしてから、また音階をまったく無視して摺りつけながらドに下がってくる。 これをju(ゆ)で。 母音のUは一番健康的な音であるとのこと。 半音ずつ音を上げながら繰り返す。 ロゴペーデ(言語・発声治療の専門家)は、この発声をさせることで、その人の声帯がきちんと機能しているのか、閉まるのかどうかを聞き取る事ができるらしい。 何往復かしていたら、痰が上がってきたので咳払いをした。 風邪が治りきっていないせいもあるけど、声を出し始めると必ず痰がからむ。 歌い方がまずいせいで喉を痛めつけているのだろうか。 すると、 そうそう、この発声練習をするとね、カエルが上がってくるのよ。 ↑ドイツ語で痰が絡むことを、喉にカエルが居ると表現する。 でもね、そこで咳払いしちゃダメ。 上がってきたらそうっと飲み込んで。 咳は声帯に取ってはハンマーで打っ叩かれているのと同じくらいの衝撃を与えるから良くないのよ。 すごーーーーい。 この練習、これからプローベの前にやろうっと。 このメニュー、やりたくなった時に自宅でも一人でできるようにね、とのこと。 これはつまり、自宅でもちったあ練習しなさいよっていう事ですね。 しかも、別に一度に全部やる必要はないのよ、という暖かい すみません、もう少し真面目になります(気持ちだけは)。 ちょうど今週末は教会コーラスの出番で歌うんです。 Einsingenをまともにやってもらえないから、いつもレッスンの時の発声練習を思い出しながら家で少しやって行くんですよ~。 今回はコレでやって行きますね。 と、精一杯の点数稼ぎ(?) レッスンの発声練習を思い出しながら真似してEinsingenして行くのは事実ですが。 ところで、と歌の話になり、 今までずっとイタリアの古典歌曲をやってきたけど、ロマンチックとか興味ある? 例えばシューマンとか、また全然違った感じでね。 そうするとドイツ語だけどね。 あと、イギリスのP…っていう作曲家知ってるかしら。 オペラをいくつも書いた人で、 ソプラノとアルトのデュエットなんかがあるんだけど。 デュエットだと、各自が自分の旋律を正確に歌わなければならないし、 それ以上にイントネーションにも気を使わなければならないし、 それからボリュームに気をつける事も必要だから、良い練習になると思うのよ。 それで私と一緒にデュエット歌ってみるとか。 あなたが退屈しないようにね。 退屈だなんてとんでもない、イタリア歌曲はキレイだし歌いやすいのでとても気に入ってるんですけど。 でも、新しいことにも興味があるから、何でもやってみたいです。 ミセス・ウールとデュエットできるかも~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 8, 2011 03:11:35 AM
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