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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
ミセス・ウールのレッスン
明日が口答の審査なんです~ あら、(レッスンに)よく来たわねー、エライ。 いや、直前だからこそ、もう一度発声練習や話す練習をしてもらいたくって来たんです~ まずは発声練習で、手書きの練習メニューのコピーを渡された。 似たようなメニューを1ヶ月ほど前にももらったんだけどなあと思いながら眺めてみると、似ているけどちょっと内容が違うみたい。 その中の一つを練習した。 ひとフレーズ終わるごとにお腹の緊張をすぐに解く練習。 これがどうも上手くいかない。 自分ではやっているつもりなんだけど、実は緩んでいないらしい。 意識して大げさにお腹を押し出してみる。 これがなかなか難しい。 難しいなあと思いながら、歌っている時に意識してお腹を緩めたことなんか無かったことにいまさらのように気づく。 実はミセス・ウールのレッスンでは、お腹を緩めることの大切さについて何度も言われいる。 どれだけすばやくお腹を緩めることができるかで、コンディションがまったく変わると何度も言われ、いろんな形で練習もしてきた。 でも感覚として分かっていなかった。 そんなことを意識してやらなくても、結構息は長い方なので、ピンと来なかった。 お腹を緩めれば自然と空気は入ってくるから、意識して息を吸い込む必要はないのよ。 ゆっくりと時間を掛けて息を吐き出すと、意識してお腹を外に押し出すと同時に、一生懸命息を吸い込んでしまう。 そうすると息を吸い込む音が出てしまう。 お腹を緩めれば、空気は自然と肺に入ってくるから、意識して吸い込まないで。 と注意を受けるけれど、つい苦しくなるような気がして息を吸い込んでしまう。 お腹を緩めた状態から、声を出し始めると同時にお腹を緊張させてやわらかく徐々に引っ込めていくのよ。 早く引っ込めてしまったらそれ以上息が続かないから。 ゆっくりゆっくり引っ込めて、すばやく緩める。 二つのスピードの違う動きを繰り返すのが難しい。 シンプルなことなのに、すごく難しい。 こんなこと、歌っている時に意識してやったこと無かったなあ。 そのまま歌の練習に突入。 フレーズの合間合間にお腹の筋肉を緩めるを徹底して練習。 SebbenCrudeleを2小節くらいずつ区切って、合間に時間を取ってお腹を緩めてからもう一度歌いだす練習をした。 やってみると、特に長いフレーズを歌って息を使い切った後にお腹を緩めるのが遅くなることに気付いた、というか、気付かれた。 完全に緩めずに筋肉を緊張させたまま息を吸い込むので、胸だけの浅い呼吸になって苦しくなるのだとのこと。 言われてみると、思い当たる節がある、ありすぎるくらいにある。 大体において、フレーズの合間に意識してお腹を緩めたことなど無かった。 ずっと、常に腹筋を緊張させたままで息だけを吸い込んで歌っていた。 だからコンサートなどでちょと緊張して体が硬くなるとますます呼吸が浅くなって息が続かなくなるんだ、雲間から光が差し込むように、今までの経験と結びついて理解できた。 アネッテにも、しゃべる合間に意識してお腹を緩めて、もう一度話し始めるようにと言われたばかり。 本当にまったくダメダメな歌い方をしていたわけなんだ。 歌に集中し始めると途端にお腹を緩めることができなくなる。 緩めてるつもりでできてない。 ここで、久々のセラバンド登場。 緑のバンドを両手に巻きつけて、胸の高さに構え、ひとフレーズごとに左右に広げながら歌う。 フレーズが終わったら、腕を元の位置に戻しお腹を緩め、次のフレーズを歌う。 こうすると、意識が歌だけに集中しなくなるし、ゴムの収縮を使った腕の運動にお腹が連動して動きやすい。 これイイ。 この練習、家でもしよっと。 これね、コーラスで歌っている時なんかに練習するとイイのよ。 本当にそう思います。 今週は日曜日がS村のPatroziniumで金曜日がゲネプロなので、早速練習したいと思います。 レッスンの最後に、新しい曲を決めた。 いつものごとく、好きな作曲家は誰?バロック?ロマンティック?イタリア語?フランス語?英語?それともドイツ語? と質問され、しかし歌曲なんてまったく未知の分野であるのでまったく何も分からない。 ので、 ドイツ語は歌う言語としてあまり好きじゃないし、フランス語はできないし、、、 英語、がいいかな~ と適当に、言ったところで、ミセス・ウールが一冊の楽譜集を手に取り、2曲ほどざっと歌って聞かせてくれた。 そのうちの一曲が良さそうなのでそれに決定。 Music for a Whileという曲。 楽しみ~ YouTubeで検索してみたら、なんと、PhilippeJarousskyさんの歌っているビデオを発見!! すごいー、Jarousskyさんも歌っている曲を歌えるなんて、うれしい~(なんてミーハーな) Purcell : music for a while Philippe Jaroussky お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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