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テーマ:大人のお稽古(778)
カテゴリ:歌のレッスン
歌のレッスン
発声練習 まずは発声練習から。 最近では、言われる前に口を開けたりお腹を使ったりと気を使うことにまで頭が行くようになり、いちいち注意されることはなくなった。 そのかわり、高音域から低音域まで音色を変えないこと、そのためには口の開け方に注意することを毎回毎回注意されている。 自分では思いっきり口を前に出して空間を広げ、縦に開けるようにしているつもりなのに、それでもやっぱり横に広がっているらしい。 でも何度もなっているうちに、口を前に突き出した時の方が、確かに響きは良いらしいということだけは、何となく分かるようになって来た。 口を突き出して、空間を広げるのって、今まで日常生活では決してやらない動きなので、ついつい忘れてしまう。 だからワン子と散歩に行く時にも歩きながら練習してたりするんだけど、なかなか身につかない。 歌の練習 相変わらずのヘンデルのアリア、 Allor ch'io dissi:Addio この曲、本当に難しい。 前半と後半でテンポも雰囲気がガラッと変わる。 前半はちょっとアグレッシブな感じ。 後半は河の流れみたいで、全体的にゆったりと、所々でコロコロと転がっていく感じ。 前半部分の最後の方はちょっとイレギュラーなフレーズがいくつも間に入ってきて、これが全然頭に入らない。 全体像が掴めてなくて、音符に振り回されている感じ。 毎回、ちゃんと家で音取りして来ないと、と思いつつ、最近は何だか仕事に振り回されてて、あっという間に2週間経ち、レッスンで激しく後悔する、の繰り返し。 音がきちんと取れてないと、先生にも失礼だし、 いや先生はドイツ人で、しかも大人向けの趣味のお教室なので、向こうは別に気にしてないとは思うけど、 せっかくのレッスン時間に音取りしてたら、肝心の発声や歌に集中できなくて、そんな自分に非常に腹が立つ。 そんな感じだったから、あんまり楽しくもなくって、難しすぎたのかな、この曲はもう止めようかなと、チラッと頭をかすめるんだけど、 今日は何歌う? ← 先生も、「この曲はダメかも」と思っているのかもしれない と聞かれるとやっぱり、「あ、もう一度ヘンデルでお願いします」と言ってしまうのだった。 前回は後半部分をやったので、この日は前半部分を。 このアリアは、音域が比較的低めというか、中音域で、時々E以上が出てくるという、私がもっとも苦手とする構成になっている。 高音域から中低音域に下がってくると、どうしても響きが変わってしまうらしい。 中低音域から跳躍して高音域に入ると、音が届きにくかったり響きが平たかったりするのは、中低音域でアゴが固まって喉が締まって空間が潰れているせいとのこと。 ダメ出しの嵐で、同じ箇所を何度も何度も繰り返した。 今日はいつになく先生が厳しいのお テキストの発音はとりあえずどうでもいいから、アゴを動かしながら歌ってみなさいと言われて、やろうとするけど、アゴを動かしながら歌うのって、かなり難しい。 私の耳には、響きが平たくなったとか、響きが変わったとかが分からない。 分からないからどう直せば良いのか分からない。 きっと、ずっとそうやって歌ってきたからなんだろう。 何度も繰り返してみたけど、どうもピンと来ないまま、どうしたもんかねという空気になってしまった それでも、この曲かなり難しいけど、でもすごくいい練習になるねという点で一致した。 先生が言うには、最初の頃には多少喉が締まっても良いから、高音域で響きを出すことを優先したんだけど、どうも中低音域でアゴが固まっているのか喉が締まっているのか、力が入っているような感じがするとのこと。 それから、跳躍なんかで音が大きく変わる時に、アゴを一度固めてから口を開き直しているのか、音程を調整しているのか、で、音色が平たくなるらしい。 それでこの日のレッスンは時間切れになってしまった。 のだけど、外に出てからフッと気がついた 確かに、アゴで音程を作っているのかもしれない。 もう一度考えてみると、アゴを固めて、喉を締めて、音程を作っている感覚がないわけじゃないということに思い当たった。 早速、家でお腹からの力で音程を調整するように歌ってみた。 確かに喉が楽な気がする 何よりも、口が楽に動く。 先生によく言われる、「低音部では細く細くボリュームを下げてもいいから細く頭声で、高音に跳躍したらそこで縦に大きく」っていうのが、楽にできる。 そうか、コレか、こういうことか アゴが固まっていたので、音が硬くなって明るい響きになっていたのかもしれない。 アゴや喉の力が抜けたせいで、暗い響きが出てきたんだろうか? そうかーーーー、これがお腹で歌うってことなんだ~ っていうか、私、全然分かってなかったんだな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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