発声練習の重要性
K町教会コーラスのプローベ来週はゲネプロなので、今日が最後の通常の練習だった。しかも、ゲネプロの日は勤め先の年に一度の社会科見学(笑)。ゲネプロまでに帰って来るのは不可能なので、私にとっては今日が最後のプローベ。ゲネプロ大好きなのに本番よりもゲネプロが楽しみで参加してるようなものなのにゲネプロではオケの皆さんやソリストの意見を取り入れてテンポが変更になることが多い。だから、ゲネプロ抜きで本番歌うのは正直言って気が進まない。本当言うと、勤め先の視察会なんて断ってゲネプロに行きたいでも視察会だって一応勤務時間内だから、簡単に断ることもできないま、グチグチ考えたって仕方がない。プローベに行く前に、Finaleを使って、Benedictusを除く全曲を一度復習した。そしたら、一日PCに向かって固まっていたせいか、声が全然でないFまでは出そうと思えばいつもどおり出るけど、気を抜くとすぐに悲鳴みたいな細い響きになる。Gは悲鳴みたいな声で、どうにか届く程度。AgnusDeiでは一箇所だけGisまで出てくるっていうのにこのままプローベに行って、いつものようにろくなウォーミングアップもないままに歌わされたら、確実に喉を閉めたまま搾り出して声をからしてしまう。とにかく体をほぐさなければ、と思い、歌いながら体を動かしてみてもあまり効果なし。そこでふと、アネッテのところで最初にやるハミングから始めてみようと思い立った。ソ、ファ、ミ、レ、ド を ngのハミングで。5線真ん中のAから始めて半音ずつ上げていった。アネってのところではずいぶん高いところまで上げている印象があるけど、上のGのところでやっぱり声が細くかすれて、何かが突っかかるように出なくなった。なので、Gから上はアネッテに教わったやり方を試してみた。最初はスタッカートで、音が出せたら息を流し続けてロングトーン。母音は高音が出し易いoとaの中間くらいで(自分で出しやすければ何でもいい)。oa, oa, oa, oa, oa, oa, oa, oa, oa, oaーーーーーーーーすると、GどころかGis、A、Bまで楽に出てしまったさすがにHやCは正しい音程に当てるのが難しくって安定しなかったけど。この方法は高音を出したい時に本当に即、効果が出るこんなの初めて。アネッテ、すごいさらに、プローベに行って歌い始めてまた驚いた。いつもよりも響きの丸い声が出てるような気がする。最高音より1音以上上の音を出しておいたせいか、高音でも楽に響きが変わらずに声が出たような気がする。↑ 本当はどんな声が出ていたのか自分では分からないところが難しい。しかも高音域でまだ余裕があって、上からそっと乗せて落ちないように軽く上に引っ張るような感覚で高音が出せた。発声練習って、大切なんだなあ ← 今さらソレ?今までも、あまりに体がガチガチの時は準備運動で体をほぐしていったり、声を出してみたりして行ってたんだけど、さほど効果を感じたことがなかった。つまり、発声練習は効果の出るやり方をしないとまったく意味が無いけど、効果的にやれば声の出方が明らかに違うということか。教会コーラスの指揮者自身はバスなので、たぶん高音パートの発声練習なんて分からないんだろうな。これからは簡単にでも自分で発声練習してから歌いに行くことにしよう。しっかし、アドヴェントに突入するともうあっという間だなドイツのマイスターの称号とフランスの騎士の称号を持つドイツ人シェフ直伝のシュトーレン!