海上保安庁の観閲式（かんえつしき）体験記

2007年05月26日

(2)

観閲とは、
辞書によると「調べ見ること、特に軍隊などの状況を高官が査閲すること」

海上保安庁の観閲式及び総合訓練では
船艇及び航空機の観閲
・関係省庁などのパレード
・巡視船艇、航空機による警備救難業務に関する各種訓練
が行なわれます。

「観閲」（かんえつ）･･･私は初めて聞いた日本語ですが、携帯電話で入力し変換するとあっさり出てきました。

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巡視船「いず」に乗船し、東京湾、実施海域へ。

海に出て船が走った途端、風をまともに受けます。こんなに強いものだとは想像もしませんでした。
日よけに帽子を持ってきましたが、飛ぶのが怖くて使えません。

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14:30
観閲船4隻の右横にヘリ、船、飛行機が次々と目の前を通っていきます。（画像2）
こんなに間近に見ていいのというくらい。

パンフレットによると「いず」は先頭船でした。
エライ方々（国土交通大臣、海上保安庁長官、第三管区海上保安本部長）は次の「やしま」におり、「いず」を通り過ぎてから敬礼をしていました。（画像１）

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圧倒された観閲式が終わると、
船から爆音が鳴り響き、船の一部が爆発炎上

（の想定）（画像3）、
特殊救難隊が取り残された船員の救助を行ないます。

一見簡単そうに見える船への降下は、海上の強い風などの影響でとても難しいそうです。

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画像5は放水訓練
もちろん実際は炎上中の船に水をかけますが、今回は訓練なので離れたところから。

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内偵を続けていた密輸容疑船が現れました。（画像6）
なんとまぁ分かりやすくどくろマーク付きです。

船という船が追いつめます。（画像7）高速ゴムボート（矢印）も追跡。
船って速いんだなぁ。

停船命令（発光信号、旗りゅう信号）から、正当防衛射撃へ。
もちろん空砲です。

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圧倒されっぱなしのこの催しも、もうおしまいへ。

進行表には「フェアウェル」13分間と書いてあります。
辞書によると、((文または古風))さようなら, ごきげんよう, いざさらば
別れの言葉（挨拶）

観閲式とは逆方向から、訓練に参加した隊が通っていきます。
最初と違うのは、かなり砕けていること。
マスコット達が船の上で踊っています。

中には多摩水族館？動物園？からぬいぐるみを借りてきました～。なんて紹介される船もありました。

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あっという間の一時間でした。
港に帰ります。
帰港中も、船が何隻も見送りに来てくれました。

中でも特殊救難隊のヘリは、甲板にギリギリ近づいてきて静止。
前のめりになって横を通り過ぎていくという、映画のワンシーンのような動きを見せました。

あまりのかっこよさに固まって、カメラを取り出すことができなかった私。

頭の中にしっかり刻み込んで何度もプレーバックしています。誰かブログでアップしてくれているといいのですが。

大好きだった「超音速攻撃ヘリ　エアウルフ」を思い出し、気が遠くなりそうなくらい嬉しかった。

それまで恥ずかしいと考えていましたが、いつのまにか思いっきり手を振っていました。
しかし、なぜ手を振りたくなるのでしょうか。（画像8，9）
どなたか、納得のいく解説をして～。

映画「海猿」で使われた曲が次々流れます。

うぉお～～海上保安官になりたい。
保安大学校は、21歳未満の者
海上保安学校は、24歳未満の者
ムリでした。

海を守ってくれる海上保安庁、とても応援したくなりました。
またなるべく迷惑をかけないように、例えば遊泳禁止のエリアで泳がないようにしましょう。

海上保安庁のHPはコチラ>>
また来年、乗れるといいな。