|
カテゴリ:本・読書
「どれだけの努力も、天腑の才の前では色褪せる」と審査員に言わしめ、数多くの良作を蹴散らしてしまった第十一回大藪晴彦賞受賞作。
内容は、今なら半グレと呼ばれそうな男二人の、どうしようもない日々を書きなぐったような中編。 格差の固定化が言われる昨今、これが書かれたのが2008年かぁと、その類の感慨も無いではない。 ただそれより、その後の同氏の傑作を知った上で読む身としては、乱暴に見える中にも滲み出る知性になるほどと。 タクシーメーター度★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/01 09:44:45 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本・読書] カテゴリの最新記事
|