福山わいん工房 エクストラ・ブリュット・マスカット・ベーリーA
「内海とワインとzonoさんと」でいただいたワイン、2種類目はマスカット・ベーリーAのスパークリングになります。マスカット・ベーリーA・エクストラ・ブリュット。福山わいん工房さんでは結構いろいろな品種のワインを手がけられていますが、マスカット・ベーリーAは、地元福山市の蔵王町と瀬戸町のブドウを使われており、力の入っている銘柄の一つです。このキュヴェは、全房搾汁を行っているというものになります。セパージュはマスカット・ベーリーA100%。価格は、3520円程度。色は、ロゼ表記ではありませんが、ほんのり紫も感じるピンク色です。泡は、やはり勢いがあります。また、キメの細かさも感じられるものでした。香りはベーリーAらしさ満載で、イチゴやドライイチゴ、それにイチゴ+ホワイトチョコ的なニュアンスがよく出ています。そこに、チェリーやその他赤ベリーのドライフルーツの雰囲気も加わります。また、酵母っぽさや白い花、それにバナナといった要素や、若干の甘草の様なスパイス感、どこか桜餅のようは気配もあったように感じられました。味わいは、トーンの低い果実味がアタックから全体に広がる印象で、そこに明るい酸がピッと入ります。量的には果実味の方が多いですね。色は淡いピンクですが流石に渋みの印象まではありませんね。ボディはライト。ミネラリーでシャープさを感じますが、キメの細かい泡のおかげで柔らかくはあります。イベントでは、先ず六穀豚の炭火焼きと合わせましたが、ベーリーAらしい甘いニュアンスと豚肉の香り、それに果実味のある味わいと肉のコクがいい相性でした。仄かなスパイシーさも肉の味わいを引き立ててくれます。ただ、それ以上に良かったのが実はチョコレート。ベーリーAの甘い香り、特に赤いフルーツ系のそれがチョコレートのビターな風味に合いますし、チョコの中の唐辛子のスパイシーさともいけます。味わい的には流石にチョコレートの甘みには負けるかと思いきや、香りの相性や泡の存在感もあって結構一体感出ていました。こちらは結構直球にベーリーAでした。その華やかな香りが、泡のキメ細やかさとよく合います。泡にすることの必然性を感じさせてくれたかなと。ちょっと暗くなってきていましたが色合いとしてはこんな感じです。これからの季節クリスマスパーティにも華やかで良さそうですし、春になればもちろんお花見ワインとしてもバッチリでしょう。[2017] マスカット ベリーA エクストラ ブリュット 750ml / 福山わいん工房 [広島] Muscat Bailey A extra brut [K-8]楽天内では投稿時現在で1軒扱いがあるようです。価格はやっぱり3520円。にほんブログ村