高校
なんと長男がとうとう高校生になる。年もとるわけだね…しっかし、うちの長男、今まで何事にもやる気を見せたことがなかった。思えば2歳の頃、保育所の先生から「○○くんだけ、自分でパンツをはこうとしないんですよ」とか「いつまでたっても靴をはこうとしないんです」と言われ、うちで靴を履く特訓をしたことがあったけ。きっとあの時の私はあの子の目には、鬼のようだったかもしれない。なかなか自分からごめんなさいが言えなくて、何回も「なんで、どうして」と追い込んでしまったり、怒られるとその場で「シャー」っとおしっこをしてしまったり…今なら、ゆっくりあの子の心を聞いてあげることもできたかもしれない。そんなあの子に対する罪悪感が強くて、あの子があんなにやる気なさそうな人になってるのは私のせいだと思ってしまっていた。小学生の時も好きなはずのサッカーを中途でやめ、親の財布に手をつけ、しかられて、家出したこともあったっけ。中学でも入部したテニスに夢中になるわけでもなく、成績は下がる一方。このままひきこもりにでもなったら、どうしよう…正直、心配だった。受験前の12月、塾の先生からも「とても子供っぽい、親掛かりだ」だとか言われ、落ち込んだ。でも私達のことを何も知らない人から、そこまで言われる筋合いもないだろうと無謀にも塾をやめた。それでも長男はたいして勉強するわけでもなく、私は浪人覚悟だった。でもさすがにほっておくわけにもいかず、直前の一ヶ月間、家庭教師の先生をお願いすることになる。その先生がよかったのか、やっと目覚めるタイミングだったのか、この一ヶ月、初めて彼が一生懸命勉強してる姿を見た。普段の日は5時間、休日は10時間が目標だと…(@@)ビックリだった。先生もいろいろ良い所を見つけて褒めて下さる方で、それも良かったのだろう。ホント、心からホッとした。「この子もやる気になって、こんなにがんばることができる人なんだ」とわかっただけで、結果どうあれ、私は満足だった。きっとなんとか、一人でも生きていけるかも。こんな母親のもとで、いろいろ心に負担かけちゃったかもしれないけれど、ちゃんと成長してくれて、ありがと^^子供達のおかげで、私も成長させてもらってる。明日は高校の制服を注文しに行こうね♪