「桜色BUMP」やっと読破。
随分と前にもこの小説について書いたんですが、そのときはまだ頭のほうしか読んでいなかったので、やっと今日読み終わった「桜色BUMP」について書こうと思います^^・・・つーかなんでこんなに時間かかったんだろう。読み始めたら二時間で終わったというのに、この約1、2ヶ月なにやってたんだろ・・・。Orzというわけで感想。「不思議屋さん」という、その名の通り不思議な店に主人公が入るあたりから物語は展開されていくわけですが。ここで一つ、お店に出ている商品の名称がこれまた怪しいオカルトチックなものばかりで、女子高生大好きな怪しい店主の話からも分かるように、売っているもの全て「魔術」に関係のあるもの。店主の怪しさや、匂わすような言動から既にこの時点で彼が「普通じゃない」という伏線がばんばん出てきます。・・・結局正体は**だったわけですが^^(ネタばれたぶー)・・・というかストーリーのなぞりをしてもしょうがないなぁ~。ってことで、読み終わって全体的な意見を。基本的にはオカルトとホラーを足して2で割ったような感じです。どちらかというと、「魔術」「魔物」とかいったオカルト面が強く出ていて、ホラーというものはあまり感じさせず二の次な模様です。文章の書き方は、電撃文庫にしては珍しい部類に入りそうなくらい、結構硬い感じかもしれません。・・・というか他の作品が軽めなんですよね^^そういう意味でもなかなか新鮮味があったかと思いますです。内容については、はじめの方にも書いたように「ホラーというよりオカルト」だと思います。なので「魔術」というキーワードが苦手だったりする方は少し敬遠してしまうかもしれませんが・・・。自分は「月姫」や「Fate」や「らっきょ」などの影響でオカルト方面はどちらかというと好むタイプだったので問題なく読めましたが^^そして少し気になったところ考察。・・・というか違和感を覚えた点なんですが、主人公が状況や証拠から犯人の目星をつけて放課後の教室で質問をする重要な佳境シーンがあるんです。そこで彼女(主人公)が事件の犯人に向かって色々と推理したことを言っていくわけなんですが、その場面での彼女の言動を見る限り、どう考えても「呪術(魔術)というモノが存在している」という前提で相手に話をしているわけです。設定では、主人公の少女はいたって普通の女子高生のはずでは・・・?なんて少し疑問を抱いてしまいまして。^^要は、主人公の「呪術」というものに対して適応するのが早すぎるってことです。普通の人なら「そんなもの全く信じない」と考えるに決まってます。まぁ小説だしね、と考えてしまえばそれまでですが、自分はそういう物語の核心へ繋ぐ過程の部分が大事なんじゃないかなぁとか思ったりしているので少し残念かも・・・。だから主人公がその心境へと至る原因(主人公が呪術を信じるに至る決定的な理由かなにか)をもう少しきっちり書いてほしかったなぁと思いましたね~。けれど読み終わってみると、次の巻も読みたいと思わさせてくれるほどの満足感は十分にあったと思いますね~♪というか次のも確実に買いますよ!!つか桜子さんいいなぁ~♪(マテ)