カテゴリ:墨田
先日、墨田の自営業者の塾「フロンティアすみだ塾」、「区の産業人」、「一橋大学の学生」、「専修大学の学生」の交流会で、自営業者の跡取りについて、一橋大学の関満広先生のお話があった。 「さかのぼって3代サラリーマンの子供は、サラリーマンになる。」 「月に一度給料を貰う側と、月に一度給料を払う側では、意識が全く違う。」との話。 確かに心当たりはある。自分も就職の際、大きな会社に就職するように教授からアドバイスを受けたし、仕事の受注方法、契約の仕方、事務所の運営などについての授業は一切なかった。今の教育は、小学校から大学までサラリーマンを作り出すことには貢献しても、自営業者の心構えや、アントレプレナーマインド(起業精神とでもいうのでしょうか?)を育てていないのでは? こういった教育を受けていれば、自営業や起業家になるのが少ないのもうなずける。サラリーマンにならないためには、子供の頃から自営の楽しさ見ていなければ難しいのではないだろうか? サラリーマンが嫌になり退職し起業することもあるが、現実逃避は良い結果につながらない。起業し自営することは勤めることとは別の困難がある。それは、良い面も悪い面も含めて経験したり、生の声を聞いたりしないと解らない。自営・起業は自分から求めて積極的に掴み取るものであって欲しい。雇用促進事業団の「私の仕事舘」でも仕事の種類は説明しているが、サラリーマンか自営かの違いついては何も教えてくれない。 墨田には、企業家、事業家、職人、匠などの多様な自営業者がいっぱいいる。「自営業のまち墨田区」の子供には、サラリーマン育成ではなく、自営業、起業のありのままの姿を子供の頃から実感させアントレプレナーマインドを育成して欲しいな、と思う。
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