カテゴリ:まち
帰り道、駅前に露店があった。 露店の名前は なんで屋 何を売っているの? と思いチラッと見ると、イーゼルに載せたボードにペンで書きながら人に何かを説明している。 「経済危機は起こるのか?」というお題で話をしている。それを効いているのは一人の若者。「売り手」が、その若者に問いかけながら説明をしている。 路面に置かれたボードには他に 「戦争はなぜなくならないの?」 「恋愛はなぜ終わるの?」 等々、お題が箇条書きにしてあり 「客」がお題の説明を求めると「売り手」はお題の説明をしていくというもの。 宗教関係かなと思い。聞いてみると 「普段は設計事務所をやってます」という。 類設計室という設計事務所の社員で、その設計事務所は塾の経営をやっていたり、ちょっと変わった設計事務所である。20年以上前からありその事務所の存在はボクが学生の頃から知っている。路面で説明している人たちも事務所の仕事としてやっているらしい。 コミュニケーション力の向上とマーケティングの手段の意味合いもあるのであろうか? 路面でのこういった活動は、 ・建物の中と違い、コミュニケーションがとりやすい。 ・路面に活気がでる。 ・通りすがりの人が参加しやすい。 など、多くの魅力がある。枠にとらわれずに街にかかわることはとても面白いと思う。 用途に合わせて施設を作ってきた社会が、いつの間にか施設により行動が制約されてしまっている現代の都市施設の問題点も考えさせられる。 話を聞き帰る頃には、女子高生も含め15人ほどの人だかりになっていた。 墨田区でも、今週の日曜日、JR錦糸町駅の北口で13:00~19:00にやっているらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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