カテゴリ:墨田
ここは東京の下町で、 狭い路地が入り組んで、 曲がりくねっています。 車にとっては、走りづらいところです。 写真は、僕がまだ、ここに引っ越す前に撮ったものですが、 ここのまちに感じた魅力がこの写真に写っています。 僕が気に入っているのは、歩く人にとって天国のような環境です。 歩行器を押しながら並んで歩く高齢の女性 買い物帰りに並んで歩く熟年夫婦 車椅子を押しながら車道の真ん中を歩く女性 何気ない風景の中に。 バリアフリーの環境整備、歩行空間の充実等 QOL(Quority Of Life)のヒントがいっぱい詰まっています。 道路の整備は、防災、交通安全、バリアフリーなどの名目で、建物をセットバックさせ、狭い道をガードレールで区切って、歩行者と車道を分離します。 しかし、 ・車道と歩道のちょっとした段差が車椅子や歩行者の歩行を妨げたり ・狭い道路を歩車道分離することで更に狭くなることから人がお話をしながら並んで歩くことが出来なかったり ・車が走りやすい道路が、ゆったり散歩したいという気持ちを起こさせなかったり ・道路の向こう側に渡ることが制約され、歩く楽しさが半減したり します。 段差が歩行者の安全を考えているようで、実は、歩く人にとっては使いづらく魅力的の無い環境になってしまいます。 写真のような環境は、意図してこうなったものではないでしょうが、京島の曲がりくねった路地と古い建物が密集していることで奇跡的に残っている景観なのでしょう。 こういった環境は、一度なくなると二度と戻りません。 東京スカイツリー建設で、空の上のことばかりに浮かれるのではなく。足元の歩行者空間など墨田区ならではの景観が残って欲しいなと思います。 他にも魅力的な墨田区の魅力、発見してみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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