カテゴリ:日記
まずは、支笏湖へ行き、アヒルのボートを漕いで、その後、コケの洞門へ、コケの洞門は、谷状のくぼ地にコケがびっしり生えた秘境である。生憎、岩崩れで中には入る事ができなかったが、入り口から様子を伺ってきた。 そして、深ピーさんに教えてもらったカニめしを食べに海辺の町白老の「かに太郎」へ。店の外観は、海風に吹かれかなりくたびれた感じ。この店が美味しいと聞いていなければ、入るのをためらう様子である。海側の小上がりに案内されて、「カニめしでいいですか?」と優しく問いかけてくれるご主人。「ハイ」と応えると、奥さんは、具を刻み始め、ご主人は外へ行きねぎを取ってきた。微かに聞こえる波の音だけが心地良いBGMになっている。この待っている時から、カニめしは始まっているのでは無いだろうか?とさえ思える波の音、ひなびた景色、くたびれた建物などなど、である。 店の中を見渡すと、中心に柱が1本、外壁は11角形になっている。窓枠は木製で、海風に晒されてペンキのほとんどが剥げている。鉄やアルミが古くなる不快な風合いでは無く、年を重ねいい感じになってる風合いである。 10分も待っただろうか?ご飯の上に毛がにの身が敷詰められその上にたけのことしいたけが載ったお重と、味噌汁、それにたっぷりの漬物が出てきた。塗装のはげかかったお重を引き寄せ一口ほおばる。「うまい!こういうのを食べたかったんだ」と心が叫んでいる。カニがあまり好きではないと長男も笑みで開く口を、カニを噛むために必死でもぐもぐさせているのがわかる。値段は500円。 「もう年だからいつまで続けられるかわからない。」と言っていたご主人。もっと続けて欲しいお店である。 深ピーさんありがとう。 東京へ戻る頃は、秋風が吹き、東京も涼しくなっているんだろうな。と戻ってきたが、まだまだ暑さは衰えなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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