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墨田区の建築家 「気まぐれブログ」

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2010年10月04日
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カテゴリ:日記
週末に会津方面に旅行に行ってきた。この旅行の大きな目標の一つに「会津のさざえ堂を見ること」があった。この建物は学生の時から、ずーっと気になっていた建物なのだ。江戸時代に作られた木造の建物なのだが、とにかく斬新なのである。下から上まで螺旋状のスロープを登り、同じところを通らずに下に下りてくるという不思議な動線(どうせん)を持っている。当時の日本人はその不思議さに度肝を抜いたのではないだろうか?その注目度は東京スカイツリー並であったのではないだろうか?現代のようにマスコミが発達していれば世界中から注目されたに違いない。と思う。
不思議な動線の訳は、螺旋のスロープが二重螺旋になっていて、それぞれの螺旋のスロープが頂部にタイコ状の橋が架かりつながっているのだ。螺旋がひとつでもややこしいのに、それが二重になっている。身近な例では遺伝子の構造が二重螺旋構造だが、肉眼で見えるものではないのであまりなじみが無い。
こんな構造を江戸時代の住職が考えたというのだから面白い。実際は、住職が「一方通行で上がって降りるお堂を作ってくれ」と大工に言い。無名の大工が知恵を絞り作ったのであろう。普通の大工であれば「お坊さんそれは無理だべ」と言うところ。「ちょっこし、やってみるべ」と言うやり取りがあったのであろうか?(この辺は、まったくの妄想だが、、、)
こんなすばらしいさざえ堂、斬新さの割には扱いがいい加減な気がする。落書きがあったり、隣の白虎隊のお墓の方が観光的な扱いが大きかったりと、ちょっと不満であった。

以下、会津さざえ堂の簡単な説明を公式ホームページから抜粋
会津さざえ堂は、1796年福島県会津若松市の飯盛山に建立された、高さ16.5メートル、六角三層のお堂です。正式名称は「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)といいます。当時飯盛山には正宗寺(しょうそうじ)というお寺があり、その住職であった僧郁堂(いくどう)の考案した建物です。
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最終更新日  2010年10月04日 19時20分17秒
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