カテゴリ:環境
地中熱を利用した建物が完成しました。用途は高齢者用の住宅です。制度上は都市型ケアハウスと言います。高齢者が入居後は、光熱費の負担を少なくできるように、電気に代わるエネルギーを利用し、電力の消費を抑えることを目指しています。 代替エネルギーとして「太陽光発電」「風力発電」等は良く耳にしますが、実際にはそのための装置の設置に様々な問題があります。 まず太陽光発電については、お日様がさんさんと当たる広い面積が必要になります。そんな場所があれば自分がまどろみたくなるくらい貴重な場所を太陽光発電パネル様に明け渡さなければなりません。ましてや都市部ではビルが林立しています。日射がサンサンと照りつける場所などそうそうありません。 風力においては、効率の良いプロペラ型は低周波の騒音が問題となっており、人家に近くには設置が困難。比較的騒音が少ない型は発電効率が落ちます。 地中熱の場合はどうでしょう?地中の温度は地下8mを超えると1年を通して安定していると言われています。大体、その土地の1年の平均気温の1~2℃程度高めと言われてます。東京では17℃位です。建物の下の部分を使うので建築の計画には全く支障が出ません。邪魔くさい太陽光発電パネルも、醜い風車もありませんので、外観は、写真のようにスッキリしています。電気のために我慢することなく暮らすことができます。 環境技術で快適をデザインしますかなや設計 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月03日 19時40分37秒
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