アトピーの湿疹には、もうずっと長いこと悩まされてきたあおっちですが、
なんだかちっともそれについて学んでいないことがこのところどんどん
発覚していて、石けん関連の本もあらかた漁りきったことだし、
ちょっと覗いてみるか~と、先日図書館でアトピー関連の本を見てきました。
とりあえず、最近の出版年月日のもので、お医者さんが執筆している、
民間療法じゃない本…と探していて、ふと目に付いたのがこの本でした。
アトピー性皮膚炎の治療は難しくない
という、いかにも天邪鬼なあおっちの好きそうなタイトル。
とりあえず、これを借りることにしてみました。
著者のお医者さんは、関東圏の皮膚科医の患者さんの評価で
トップの方だそうで、難しいのかな…と思ったのですが、
これがぜ~んぜんそんなことはなく。
ご本人も、読むセカンドオピニオンとして、読み物としての
内容を心がけられたそうで、
面白さのなかにも、押さえるべきところはしっかり押さえている、
とても好感の持てる内容でした。
患者さんの話をよく聞いてくれて、症状や今後の治療の方針などを
きっちり説明してくれて、薬は部位やその時々の症状によって何種かを
使い分けて、状態によっては、安定剤や抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの
飲み薬も併用して、回復してくれば今度は湿疹ができないように、
スキンケアで肌の状態をコントロールすることをおしえてくれる…。
そんな治療を現在受けているよ…というアトピー性皮膚炎の方、
その病院やお医者さんはとてもいいとあおっちは思います。
そしてちょっと、羨ましいです。
子供の頃に発症して、それからずっと、湿疹の出る部位は変わっても、
いまだに悩まされているアトピー。
札幌で専門学校生をしていたとき、通り道だから…と選んだとある皮膚科で、
「アトピーは治るよ。だから諦めないで一緒に治そうね」と
そこのお医者さんが言ってくださって、あおっちは泣きました。
結局、その後いくらもしないで札幌を離れることになり、その病院とは
お別れすることになりましたが、この本を読んでいると、
あのときのお医者さんのことを思い出します。
この本の著者のお医者さんのところにも、遠くから通ってくる
患者さんがたくさんいるそうです。
お医者さんが不足している…という厳しい現状があるけれど、
こういうお医者さんがもっと増えてくれないかな…と願うあおっちでした。