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詩人たちの島

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November 10, 2005
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カテゴリ:essay
功一のメールに京都の高野さんが真摯なレスポンスをしてくれたのがとてもうれしかった。高野さん、ありがとう。こうして志有るものたちの自然なリングができていくことが何よりだ。ぼくが「運動」音痴と書いたのは、踏み込めない自分の臆病を曝しただけだが、いろんなことに巻き込まれるあまり、運動のエネルギーに自分が吸収されたり、そこで批判を受けたりしたくないという思いが強いからなのだ。この話を知っている?と職場の友人に話したら、びっくりした顔で、Mさん、なぜ知っているの?今度の日曜日の集会に出るつもりだよ、と言われた。彼はその近くに住んでいる。この友人はいつも自然体で、普段はいつも二人で音楽の話などをしている、だが彼は一昨年の卒業式でキミガヨのときに「不起立」をした(変な言い方だね、不起立という最低限の抵抗でさえ、それを都教委は処分したのだ)一人で、処分されたのだった。

今どの職場も日常的な管理と締め付け(このもの言いも変だが)で競争を強いられている。そういう管理を従来のような組合的発想で抜いてゆくことは、ぼくは思うのだが、もうある意味で限界にきている。いつも一人一人が試されている。そこではどういうスタンスが可能なのか?ぼくにはよくわからないが、どんな幻想や理想にも上昇(憑依)せず、またむやみに下降(韜晦・抵抗)もせず、そういうときイサク・ディネーセンの言葉を思い出すのだが、”Without hope and without despair”というような静かな旗をなびかせて、対決できるものには対決し、そしてその旗とともに流れていきたいなどと考える。本当は怒りにまかせてキレルときの方が多いのだが。

誤解しないでほしいが、理不尽なものに対して戦うのは当然だと思っている。それだけのことを言うのにも疲れている自分がいる。

いろんなことが起る、身も心もおかしくなるが、自分の考えで正面から対決していくしかない。





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Last updated  November 10, 2005 08:47:56 PM
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