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詩人たちの島

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November 26, 2005
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カテゴリ:essay
長い一日だった。今日は出勤日。午後6時半で終了。それからもちろん飲んだから、帰ったのは10時。

命が縮まるようなことばかりしているが、これが実は「快適」であるということの確認。血管の縮小は大酒によって一時しのぎの延命を得、この積み重ねがもたらす災厄は自若として受け止める。

身体性を「健康」の言葉で語る人が信じられない。

しかし、「兼好」は言う、「事理もとより二つならず。外相もし背かざれば、内証必ず熟す。強ひて不信を言ふべからず」と。

ああ!

しかし、Emily Dickinsonは言う、

This was a Poet―It is That
Distills amazing sense
From ordinary Meanings―
And Attar so immense

From the familiar species
That perished by the Door―
We wonder it was not Ourselves
Arrested it ― before ―

Of pictures, the Discloser―
The Poet ― it is he ―
Entitles Us ― by Contrast ―
To ceaseless Poverty ―

Of Portion― so unconscious―
The Robbing― could not harm―
Himself―to Him― a Fortune ―
Exterior―to Time ―

これが詩人というもの―詩人とは
ありふれた意味のものから
驚くべき感覚を―
また戸口で枯れてしまった

ありきたりの草花から
すばらしい香水を抽出する人―
わたしたちには不思議です―前に
自分がそれにとらえられなかったことが―

いろんな絵を、発掘して見せる人―
詩人とは―そういう人で―
わたしたちを―反対に―
絶え間ない貧困にふさわしい者とします―

分け前については―とんと無頓着で―
強奪しても―損害を与えられない―
詩人は―自らが―財産で―
時間の―外にあるのです―        (亀井俊介編・ディキンソン詩集より)


「詩人とは―そういう人で―
わたしたちを―反対に―
絶え間ない貧困にふさわしい者とします―」この傲慢さにある、この驚くべき謙虚さ。





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Last updated  November 27, 2005 12:52:28 AM
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