詩人たちの島

雪が降っている。予報どおりだ。今日はセンター試験の一日目、いつもこの日には雪が降っているか、積もったりしている記憶がある。昨年末からの記録破りの豪雪で北国では大きな被害が出たが、東京の本格的な雪はこの冬初めてではないだろうか。隣家の屋根に３センチほど積もっているのが見える。

昨日の夕刊に中村稔が「雪が降る」という詩を書いていたが、すばらしく上手で、さすがだなあと感心しながら読んだ、そして今朝は一面の雪景色である。この「白」は、やはり「心」に何か影響する。そしてなによりも静けさが普段と違う。静寂が聞こえるという感じである。自動車もあまりスピードを出さないからだろうが、家の前の道路からの音が全然しない。

まだ勢いよく降っている。この分だと、相当な積雪量になるかもしれない。受験生たちに支障が出ないでほしい。

雪が降っている。ラジオではモーツアルトのフルート協奏曲、ランパルの演奏で鳴っている。