カテゴリ:essay
サッカー、日本チームを応援するのも大変な力仕事だった。勝ってほしいという気持が、不甲斐ない、力のない、気の抜けたような、ゴール前での攻撃の失敗のたびに、萎えてくる。たぶん、このままで勝てるはずはないという確信が強まってくるのを、いや、待てよ、これはもしかして日本代表の新しさが今発揮されていて、ここから全く違う展開に引き入れようとする重要な戦術面での転換を表す境界点なのかもしれない、などと思い返して、今まで以上に力を入れてテレビに見入るが、そんなことはあるはずがない。案の定、後半の、しかも終盤近くなってから、ボクシングで言えば、ボディブローのようなゴールが連打されて、あっけなく逆転KOされてしまった。いつものことだが、このチームの前評判と実力には大いなる懸隔がある。次回の相手のクロアチアの選手から「日本は戦う気力があるのか、まったくそれが感じられなかった」というような酷評を受けるのも当然のような気がした。
それはそれとして、気分を転換して、クロアチア戦には奮闘するのを期待しよう。 二つ書かなければならないものがあって、一つは楽しいが、もう一つは苦しくなってきている。締め切りをのばしてもらったが、実はまだ素描もできていない。しかし、やっつけるだろう。やっつけなければならない。 雑誌を出している教え子たちがいて、次回の彼らの雑誌のために、鼎談をやりたいから参加しろという仰せがあった。テーマは「エッセイ」ということだった。「エッセイの思想」というような方向で二人と話ができたらいいなと思っている。 連詩も書けないでいる。 「ないない」の否定形の日々だが、我慢して乗り越えること。 I can survive, I can endure. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 13, 2006 09:42:25 PM
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