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詩人たちの島

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August 1, 2006
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カテゴリ:essay
 昨日は解酲子・倉田良成に遠路はるばる片倉までご足労いただき、4時半から9時前ぐらいまで、片倉駅前の「Y」という大衆居酒屋で楽しく飲みに飲んだ。そのときは半分ぐらい理解していた解酲子の格別に素晴らしい話も、一夜あけた頭脳にはほとんど残っていない、これが酒飲みのどうしようもないいつもの悔恨である。倉田さん、ごめんなさい。また酔っ払っての妄言多謝、これもいつものことだが。

 『解酲子飲食』(2003年・開扇堂)なる「飲食エッセイ」の著者でもあるこの人の「味覚」の鋭さには驚かされた。彼はチェーン店である「Y」は、昔から「焼き鳥」だけはうまいといって、まず焼き鳥関係のメニューの半分ほどを二人分、注文した。ぼくはどちらかと言うと、「魚」派なのだが、彼のお墨付きを得た焼き鳥は確かにいつもよりひどく上手いような感じがした。一通り、焼き鳥が終わると、ぼくは魚が食べたくてしようがないから、一品だけ「づけまぐろ」を頼んだ、倉田さんは「かつお」のなんとか盛というのを頼む。一口食べた彼は「やっぱりまずい」と言って、食べないのである。ぼくはそのかつおも食べてしまった。いやあ、ぼくの味覚などないに等しいということがよくわかった。倉田さんは、もちろん魚を御自分でさばくこともできるし、料理もできるのである。これが覚えていることの最大のものというのは解酲子には悪いが、ぼくの頭脳と味覚の粗雑さということを確認したということを書いているのである。

 ぼくは帰宅すると、爆睡したそうだが(これは女房の証言)、倉田さんは、横浜は岸谷まで電車を乗り継ぎ、そして深夜にもかかわらず、ぼくにメールを書いてくれたのである。最初から勝負はついているのだが、ここでは自分の体力のなさまでつくづくと思い知らされた。気力のなさか? 『ささくれた心の滋養に、絵・音・言葉を ほんの一滴』(笠間書院)の著者と過ごした文月の終わりの日。倉田さんありがとう。疲れさせたかしら。

 体力というよりも、メタボリックなんとやら、溜まった脂肪を燃やすべく、今日まで3日間、一時間半の歩行を続けている。今日はジョギングをまぜてみた。湯殿川の堤防の道にはもうすでにコスモスが咲いている。トンボの群れ。自らの飛翔力の無さ、沈み込む重たいからだと重力に比べて、これらの飛ぶことのできるもののことを考えながら、引きずる足で走ってみる。ドタバタ!ドタバタ!

写真は解酲子、片倉城址にて。





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Last updated  August 1, 2006 10:07:22 PM
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