455717 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

詩人たちの島

詩人たちの島

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
November 6, 2006
XML
カテゴリ:essay
  なぜ自死するのか?ぼくとおなじ世代の現職の校長たちが、未履修の問題で、切ない遺書を残して、死んでゆくのをみるのは、とてもつらいものがある。こういうことで死ぬのはよしてくれ、というのがぼくの本音である。

 度重なる指導要領の改訂やいわゆる「教育改革」なるものの総矛盾の結果が今の問題なのではないか。ただ押し付けを事とする文科省や教育委員会と「受験」なるものの合体として、その歪んだ形として、精一杯の「効率化」を狙った(それも教委の数値目標などの強制によるものだ)現場の歪まざるをえない「努力」の姿が、今ぼくたちが目の前にしている問題なのではないか。

 だから、その責任の所在は明白であって、現場の小心で生真面目な校長たちが万死をもって償うというような問題ではありえない。死者に鞭打つわけではさらさらないが、たとえ一人の校長が死んだとしても、解決のつく問題ではないことは確かなはずだ。もし、校長が責められるなら、この間の「教育改革」に臆面もなくのっかかって、教委の支店長よろしく、現場をつぶしにかかった一部の校長たちであるが、彼らがすすんで「自死」することは絶対ありえない話である。

 昔から、いつでも「教育」は「政治」の掃き溜めであった。愚かな政治家や愚かな有力者たちが、自分の足下だけは絶対に省みることなく、その愚かな「意見」を自分勝手に披瀝しては実行を強制する掃き溜めとして、この問題を利用させてはならない。そのためには、しぶとく生き残ることが肝要である。しぶとく生き残り、ねばり強く反論することが。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 6, 2006 08:35:07 PM
コメント(2) | コメントを書く
[essay] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

蕃9073

蕃9073

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

船津 建@ Re:Die schlesischen Weber(シレジアの職工)(05/25) 引用されている本にはかなり重大な誤訳が…
名良橋@ Re:言挙げせぬ国(01/04) YouTubeで虎ノ門ニュースをご覧下さい 自…
http://buycialisky.com/@ Re:これでいこう(04/05) cialis vs viagra pros and conscialis so…
http://buycialisky.com/@ Re:鼓腹撃壌(12/25) cialis alcohol efectoscialis 5mg tablet…
http://buycialisky.com/@ Re:横浜遠足(04/30) what do cialis tablets docialis typeson…

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X