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詩人たちの島

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November 6, 2006
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カテゴリ:essay
  なぜ自死するのか?ぼくとおなじ世代の現職の校長たちが、未履修の問題で、切ない遺書を残して、死んでゆくのをみるのは、とてもつらいものがある。こういうことで死ぬのはよしてくれ、というのがぼくの本音である。

 度重なる指導要領の改訂やいわゆる「教育改革」なるものの総矛盾の結果が今の問題なのではないか。ただ押し付けを事とする文科省や教育委員会と「受験」なるものの合体として、その歪んだ形として、精一杯の「効率化」を狙った(それも教委の数値目標などの強制によるものだ)現場の歪まざるをえない「努力」の姿が、今ぼくたちが目の前にしている問題なのではないか。

 だから、その責任の所在は明白であって、現場の小心で生真面目な校長たちが万死をもって償うというような問題ではありえない。死者に鞭打つわけではさらさらないが、たとえ一人の校長が死んだとしても、解決のつく問題ではないことは確かなはずだ。もし、校長が責められるなら、この間の「教育改革」に臆面もなくのっかかって、教委の支店長よろしく、現場をつぶしにかかった一部の校長たちであるが、彼らがすすんで「自死」することは絶対ありえない話である。

 昔から、いつでも「教育」は「政治」の掃き溜めであった。愚かな政治家や愚かな有力者たちが、自分の足下だけは絶対に省みることなく、その愚かな「意見」を自分勝手に披瀝しては実行を強制する掃き溜めとして、この問題を利用させてはならない。そのためには、しぶとく生き残ることが肝要である。しぶとく生き残り、ねばり強く反論することが。






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Last updated  November 6, 2006 08:35:07 PM
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