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NO DIRECTION HOME
仕事の帰り、みなみ野の蔦谷に寄って、BOB DYRANの半世紀にわたる活動を記録したMartin ScorseseのドキュメンタリーのDVD、”NO DIRECTION HOME”を、買ってしまった。この1年間の自分に対する褒美だと強いて考えて、高い買い物をした。帰ってパソコンで再生する。 何もないミネソタに生まれたユダヤ系の少年ロバート・アレン・ジンママンがBOB DYRANになるまで何を喪い、何を得たかが、時代とともに描かれてゆく。まだその半分にも満たない時期しか見ていない。2つのディスクの長い長いものだ。彼がウディ・ガスリーの「子ども」としてデビューして、ピート・シガーやジョン・バエズの友人として華々しい活躍をするところまで。風に吹かれるまで。でも、そこまででもアメリカの歴史とシンクロしながらのこのフィルムはいろんなことを考えさせられる。 ここまでに思ったことはBOB DYRANという人物の複雑さである。コマーシャリズムの波に乗ることに機敏でありながらも、彼の詩はアレン・ギンズバーグを泣かせるほどのハードなものである(hard rain)。現時点での彼の語りで映画は進行していくのだが、この単純ではない人物に引き込まれてゆく。言いたいことはあるのだが、この続きを見たいので、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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