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January 14, 2006
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カテゴリ:イルカの話
年末に勝手にサメの話で盛り上がってしまいましたので、
ついでにサメとイルカの関係について、ちょっとお話します。



サメとイルカは、「天敵」というよりは「ライバル」の関係のようです。
同じ海域で、同じ餌を狙っていることは多くても、
お互いを狙うことはほとんどありません。


サメは基本的に夜行性です。
サーファーが襲われるという痛ましい事件がときどきありますが、
サーファーは、海水浴客で混む時間を避け、
早朝や夕方に海に出るので、狙われやすいようです。
とはいえ、サメが昼間、フロリダ沿岸部などをフラフラ泳いでいる姿は、
よくカメラにも収められています。
(寝ているのかもしれませんが...)

イルカは… 基本的に寝ません。
以前も呼吸の話でしましたが、
イルカは意識運動で呼吸するので、寝ると呼吸が止まってしまいます。
イルカは右脳と左脳を交互に「休息」させるという、
とても器用なマネをするのです。

それでも活発になる時間帯はあるのですが、
狙う餌の状況や海域によって異なるようです。


サメは非常に警戒心が強いことで知られています。
大きな獲物は一発では仕留めません。
噛み付いてブンブン振り回しては、また離します。
サメの歯はこれでボロボロ抜けます。
これを何度か繰り返して、
相手が弱ったのを見て、最後の一撃を加えるんだそうです。

サメに襲われて生き延びた、という話は、
最初のアタック後にサメが離したときに、
ボートなどで救われるケースだそうです。
“Shark Attack” という言葉まで生まれている割には、
実は、意外にサメは「引け腰」なんですね。
でも、この警戒心があるからこそ、3億年も生き延びたんでしょう。

一方、イルカの武器は何と言っても、探知力と社会性です。
集団でエコ・ロケーションを使うことで、
かなり広い海域の情報を探知して、また共有できるそうです。
ハンティングでは、素晴らしく組織的な連携をします。
この話は別の機会にします。


イルカとサメのどっちが強いか?
… どっちでもいいですよね。

少なくとも知的レベルでは比較になりません。
それでも、イルカの子ども、お年寄り、
または病気・ケガで弱っているイルカは、サメに襲われることがあるようです。

一方、イルカがサメを食べることはないようです。
もっと手頃な食べ物はいくらでもありますからね。

でも、ボクはイルカがエイを食べるのを見ました。
エイも、大きく言えばサメの仲間ですからね。
イルカがエイをちぎって食べてたんです。
それまでボクは、イルカは丸呑みできるものしか食べない、
と聞いていたので、ビックリしました。
でも食べたのは全身の6分の1程度。
で、
もっとビックリしたのは、
そのエイの「食いかけ」を、
一緒にその様子を見ていたスタッフの一人に持ってきたんです!
イルカはエイをジョージに渡すと、サッサとどこかへ行ってしまいました。
ジョージの手に残ったエイは、まだ生きていました。
その後、
船に戻って、スタッフ4人による緊急ミーティングが開かれました。
… このエイ、どうする?
… せっかくもらったんだし、食べる?
… マズかったんじゃないの?
… 逆かもよ?
… 友好の印だったら、捨てられないでしょ?
結局、感謝を込めて、海に返しました。
きっとカニたちのご馳走になったことでしょう。


イルカがサメに襲われた人間を救ったという話は、あちこちに伝わっています。
そのひとつ、紅海での出来事ですが、
ヨットで遊びに来ていた3人組のうちの一人が、サメに襲われました。
2人がヨットで助けにいくまでの間に、
サメは2度、その男を襲っていて、瀕死の状態だったそうです。
そこに3頭のイルカが現れて、
威嚇行為だけでサメを追っ払ったそうです。
そして、仲間のヨットがヨロヨロと来るまでの間、
イルカは血の海の中で、けが人に寄り添っていたそうです。

で、この様子がフィルムに収められているらしいんです。
でも残念ながら、ボクは見たことがありません。
それほどの映像なら、もっと露出されていても不思議ではないんですが…


ボクは、あんまりイルカを美化する傾向は、
ディズニー的な人間の価値観を投影するようで好きではありません。
が、
例えば、海では最強のシャチもイルカです。
アシカだって白熊だって食べます。
クジラだって集団で襲います。
そのシャチでさえ、
人間を襲った記録が一つもない、というのは不思議だと思いませんか?
アイヌやエスキモーのように、シャチと密接していた文化でも、
シャチを神のように崇めることはあっても、
サメのように「敵」として認識してはいません。

なにか、
人間とイルカ族の間には、
過去になんらかの関係があったんじゃないか…
などとロマンチックな妄想をしてしまいます。



こんな感じで今年のブログをスタートしてしまいました。
みなさん、本年もよろしくお願いします。






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最終更新日  January 14, 2006 08:02:53 PM
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