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結婚式の1日、何度も見たくなる映像で残すお手伝い
結婚式の記録ブルーレイ、DVD、ビデオ撮影 Wedding Kiss です。 お問い合わせはコチラ 先日の台風、各地に大きな被害が出てしまいました、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。 都内でも電車の運休など大きな影響がありましたが、今回の教訓を得て、今後の台風による結婚式の中止または延期の判断について考えました。 結婚式と台風 https://plaza.rakuten.co.jp/weddingkiss/diary/201909120000/ 台風による結婚式の中止について ~ 追記 各社運休情報 https://plaza.rakuten.co.jp/weddingkiss/diary/201910110000/ まず『結婚式と台風』で書いたように、会場の庭などでのイベント(写真撮影やデザートビュッフェなど)を中止する必要があるのは、多々経験がありましたが、今回のような台風により結婚式や披露宴自体を中止する必要があるような事態は、私のビデオカメラマン人生の中でも初めての事と思います。 「台風による結婚式の中止について」でも書きましたが、結婚式や披露宴を中止するというのは非常に大きな決断が必要となります。ゲストの人数の多い少ないに関わらず、招待したお客様の都合を考えても、よほどのことが無い限り中止や延期などの予定の変更は難しいでしょう。 あくまでも今回のような事前に大型台風が来ることが予報で分かっている場合に限りますが、先日の台風を経験したうえで、中止や延期の判断材料として一番大きいのは交通機関の状況によるのではないかと考えます。 先日の台風19号の時の都内では、午前中から電車の数を減らしての運行、お昼から午後2時くらいには各電鉄がほぼ全て運休と、前日から比較的ハッキリと案内され、しかも昼頃からというかなり早い時間帯からの運休でしたから、物理的にも移動手段が無くなるという、ある意味分かり易い状況だったかもしれません。 この昼頃と言うのはすごく大きくて、例えば午前10時30分から挙式、午前11時30分んから披露宴をスタートしても、お開きは午後2時=14時の予定となるでしょう。もうこの時点で電車は動いていないですから、ゲストは帰宅することが出来ません。 中止するくらいなら、スタート時間を早めた方が良いとして(あくまでも可能な場合ですが)、仮に1時間早めてもお開きは13時、これも予定通りにお開きになったとしてですから、ゲストが全員1時間以内に家に帰ることが出来て、しかもゲストの使う電車はまだ動いているという前提です、ほぼ現実的ではありません。 今年の結婚式撮影は台風に遭うことが多く、7月の横浜での結婚式撮影、9月の都内での結婚式撮影、そして10月の台風となりました。 このどれもが示唆的なんですが、7月は台風がそれたのか、ほぼ雨が降らずお日様が出ていて挙式前にホテルの近くで写真撮影が出来たり、お開き後は山下公園でのロケ撮影!まで出来ました。 ただ、お日様が出ていても風は強く、それなりに苦労はありました。 前日の天気予報では強い雨と風は覚悟していて、ロケ撮影は無理だろうな・・・、と考えていましたから、大きく予報と違うこともありますね。 9月は千葉に大きな被害が出た台風でしたが、この時も前日の天気予報では強い雨と風の予報、場合によっては電車も運休するかも?という感じだったと思います。 実際は朝はまだ雨が降っておらず、挙式前くらいからバラバラと降ってきたり止んだりの繰り返し、披露宴のお開き後も雨や風はそのような状況のままで、この時点で22時くらいにJRが運休する予定になっていたと思います。 その日は披露宴の後に引き続き同じ会場で二次会の撮影もあったのですが、2次会がお開きになった20時くらいもそこまで荒れた天気ではありませんでした、2次会に出席されたゲストの皆様は、無事に10時の運休前におうちに着かれたと思います。 その数時間後の深夜から翌朝にかけて千葉で大きな被害が出たことを思うと、本当にラッキーだったと思います、翌日の都内の電車は当然ながらダイヤ通りには動かず、大混乱だったのはニュースなどでご存知かと思います。 そして台風19号の接近に合わせ電車が昼から運休した12日ですが、この日は幸い私は結婚式撮影の予定が無く、翌13日が撮影でした。 千葉のような被害が東京でも出ると覚悟していたので、もしかしたら翌日曜日も結婚式が中止になるかも?と考えていましたが、結果的には都内はそれほど大きな被害は無く、朝一のニュースでも電車は多少の減数で運行、順次普通通りの運行となっていたので、ほぼ予定通りで無事撮影を終えました。 これらのことから、電車が運休する2~3時間前にお開きの予定であれば、結婚式や披露宴の強行(あえて強行と書かせて頂きます)は可能かもしれません。 先ほどの例えの時間帯でイメージすると・・・、 10時30分 挙式 11時30分 披露宴スタート 14時 お開き | 17時以降に電車が運休 ただし、電車がまだ動いていたとしても強い雨、風によるリスクは大きいと思います、それに電車の運休が予定より早くなる可能性もあるでしょう。本当に単純に時間だけで考えたイメージです。 また、とかく結婚式や披露宴というのは時間通りには行きません、14時の予定なら14時30分くらいになるのが普通で、まして台風の影響があればスタートが遅れたりすることが多いでしょうから、上記のようなお開き後の3時間の余裕もドンドン時間が無くなってしまいますよね。 それらも踏まえて、ゲストが泊まれるホテルなども手配するとか他の対策も必要かと思います、でもゲスト全員のホテルを手配するというのは色んな意味で難しいことと思いますが・・・。 それに被害状況などによっては、翌日の電車も混乱することが15号で良く分かりましたので、宿泊出来ればOKとはならないかもしれません。 これらをアレコレ考えると、例え運休までに時間があっても中止や延期した方が良いのでは?となってしまいますが、7月のように「台風来てるの?」みたいなこともありますから、なんとも悩ましいことです。 今回のような明らかに異常な台風の場合を除き、このような難しい判断を強いられることは今後覚悟しないといけないかもしれません。 上記のようにお開きから運休まで2~3時間の余裕があるとしても、披露宴中に鉄道他の交通の状況は逐一チェックして、司会者さんやチーフから報告を受けながら披露宴を行う必要は絶対にあります。 状況の変化によって、披露宴の進行を変えていくのもありでしょう。 お願いしていたゲストのスピーチなどを省略するのは難しいですから、各卓写真をやめて、メインテーブルにゲストに来てもらって写真を撮るなどの時間短縮はした方が良いと思います。 各卓を周るのに比べると、メインテーブルに来てもらうことで、所要時間は半分くらいに出来ます(司会者さんやチーフの力量にも寄りますが(^^;、確実に時間短縮にはなります)。 場合によっては希望するゲストには途中退席をしてもらうなども、想定しているといないとでは大きく違いますね。 前の記事でも書いたように、結婚式、披露宴のようなイベントを中止、延期するというのは、他のイベントと比べても非常に難しい判断や大きな決断が必要になりますから、その判断材料、判断基準と言うのは中々「コレ!」、「ココ!」とはなりません。 電車の運休時間を考慮してと言うのは、ひとつの、そして比較的分かり易い基準として書いてみました。 また天災のような外的要因は思いがけずやって来ることを思えば、大型台風や都内であれば大雪など、ある程度予測が立てられるものは、新郎新婦のお二人も想定&覚悟はしておくべきかと思います、参考になれば幸いです。 __________________
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Last updated
2019.10.22 14:27:58
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