計画停電について思うこと&注意点
私は東京都三鷹市在住ですが、最近何故か計画停電から外れて、今は停電の心配はなくなりました(でも節電はしていますよ)。計画停電については既に多くの記事が出ていますし、既に多くの方がブログやツイッターに書いていることとにほぼ同じ思いでいますが、これもこの災害時の記録として書いておきたいと思います。現在も福島の原発はまだまだ予断を許さぬ状態で、東電の対応には怒りを抑えきれない状況ですが、それは置いておいてもまずは皆さんが仰るように「計画停電」と名づけた東電のセンスの無さに脱帽です。「緊急時停電」とか「非常時停電」くらいにしとけば良いのに、「計画」なんてあたかも完璧なコントロールや制御を思わせる冠をつけたことで、余計に行き当たりばったり感が増幅される「計画停電」に腹が立ってきます。23区が対象外というのは不公平という声もありますし、それも分かりますが、まずはその「行き当たりばったり」を何とかして欲しいと思います。・前日、当日にならないと実施されるかどうか分からない無計画・電車や信号のような動脈を断ち切ってしまう無計画・グループで分けることによって、昼と夜はもちろん、一日2回の停電になるグループが出てくる無計画・そして真っ先に千葉や茨城の被災地の電気を止めた無計画東電でこの「計画停電」を担当している部署、人と言うのはいったいどこで生活しているんでしょうか?特に被災地から電気を止めたことについては、個人的な推察としては「実験」だったと思っています。被災地である為に交通や商業活動などがある程度停滞している場所の電気を止めることによって、いきなり大都市の電気を止める前にワンクッション置いたのではないか?そういう風に考えています。このままだと文句ばかりになってしまいそうなので、以下停電になった時の状況を記録しておきますね。上の写真は携帯電話で撮影したもので、写真サイズを小さいものにしていた為、いまいち分かりづらいのですが、交差点の信号が消えています。私の住んでいる地域の最初の「計画停電」が15時30分くらいからだったので、どうせ仕事も出来ないし、近所の様子を自転車で見て廻りました。この「信号が消えている」という状態を初めて見た時は結構ショックでした。これまでにも甲州街道で信号が故障しておまわりさんが出て交通整理しているなどを何度か見かけたことがありますが、やはり生活の基盤である交通網が麻痺している状況と言うのはインパクトがありました。信号について、停電地域とそうでない地域の分かれ目が、それこそひとつ先の交差点、ひとつ先の信号である為、右左折するとその先の信号が消えている、この信号を青で渡ったその次の次くらいの信号が消えていると言う状況でした。ですので、車がそれなりのスピードで停電地帯に入っていくんですよね、むしろ夜であれば信号が消えていることに気づきやすいこともあったかもしれません。写真の交差点にはおまわりさんなど誘導、整理する人はいませんでしたが、この交差点から近い地点の二箇所の交差点にはおまわりさんがそれぞれ立って交通整理をしていました。この二つの交差点の距離は3~5m、そんな短い距離でも2人いなくてはおそらく車の通行は滞ったでしょう、しかも約3時間、整理しっぱなしと言う状況になりますから、かなりのハードワークです、交通整理をする人員の確保も含めて、こんなこと毎日出来る訳がないと思いました。今週から「計画停電」のグループ分けを更に細かくするということですが、細かくなればなるほど、運転中など突然信号が消えている地域に突っ込む可能性が増えることになります、大丈夫なのでしょうか?また他にみかけた支障として、「コインパーキングから出られない」というのがありました、ゲート式、車の下のパネル式に関わらず、車が出せなくてただただ待っているだけの人を何地点かで見かけました。今後夏に入って23区内でも「計画停電」が実施される場合、撮影の行き帰りの運転中、今まで以上に気をつけなければならないことと、場合によってはコインパーキングから出られない(逆に入れない)可能性もあることに注意しなければならないと思います。自分の住んでいる地域だけでなく、撮影現場の地域の「計画停電」も事前に把握しておかなければならない訳ですが、パッと見ただけで分かる一覧表なんてこの先も作られないんだろうなぁ~。