「しゃく(しゃこ)」ってご存知でしょうか。
「穴ジャコ」ともいい、有明海が主な生息地なので、もしかしたら皆さん
見たことも聞いたこともない方もおられるのではないかと思います
この、潮干狩りの時季の今が旬で、私も釣りに行ったことがありますが、
今年は潮干狩りにもしゃく釣りにも行けずじまいです。しゃく釣りには、
書道などに使う“筆”を、しゃくの穴に突っ込んで、おびき出して捕ります。
熊本県のホームページに、釣り方と画像が載っていますので、ぜひ
ご覧下さい。こちらです。
小さい頃は、すぐそばの海の干潟で父がたくさん捕ってきていました。
から揚げや煮つけにして食卓に上っていましたが、私と姉は、これが
大嫌いで、絶対に食べることが出来ませんでした
食わず嫌いなんですが
だって・・
こんな姿で・・
もじゃもじゃ動かれたら・・
気持ち悪くて、触ることはおろか、見ることすらイヤでした。
本当に、足をひらひらさせながら、もじゃもじゃもじゃもじゃしているんです。
やはり確か東京・大阪時代は見かけなかったような気がしますが、
5年前に帰熊した時にはもう大人ですし、味覚や嗜好品も変わっており、
普通に食べられました。エビと何が違うの?って話です
今が旬ですので、こちらのスーパーではアサリ貝と並んで、活きたまま売っています。
上の画像は塩水につけて、泥を吐かせているところです。アサリの砂抜き同様、
“ザル”を使うと一度吐いた泥や砂を再度飲み込まずに済みます。塩分濃度が丁度よいと、
ますます元気に動きますが、刻一刻と処刑台が近付いていることを知っているのでしょうか?
このまま飼ってあげたいなという気持ちを押し殺して、
いざ、調理開始
あぁ・・・・・
みるみる赤くなっていきます。
ご臨終
めんつゆベースで、美味しくできました
味は、エビよりもずっと濃厚で、味噌がたっぷり入っています。
殻ごと食べられて、アスタキサンチン(蟹・海老などの赤い色素)で
抗酸化作用や疲労回復効果、美肌効果が期待できます。
意外と高くて、100グラム170円が相場。これ8尾で440円です。
旬のうちにもっと食べておかなくっちゃ
父にも食べてもらいました