先日の経営セミナーです。
講師:三井住友海上火災保険徳島顧問 蟻馬 治 氏
テーマ:「松下幸之助翁に学ぶ」
講師の蟻馬先生は1937年、徳島県生まれ。京都の大学卒業後、山一證券入社、
営業活動中の34歳のとき、松下氏の本宅のお茶室にて松下氏と感動の初対面。
以来、人生のあり方やさまざまな経営哲学を学ばれました。出会った3年後には
山一證券を退社、総合保険代理業「アリマ保険サービス(株)」(松下氏が名付け親)
を設立、代表に。今年古希を迎えるにあたり、後継者が居ないため、自身の死後、
顧客にご迷惑をお掛けしないよう自ら廃業、現職に至ります。
松下氏は、「僕がここまで来れたのは、」と成功の秘訣をこう語ったといいます。
*学歴がなかったから、他人の意見を素直な心で、感動して聴くことが出来た。
*身体が弱かったから、堅実な経営しか出来なかった。
部下を信じて任せたことで、 社員がよく育った。
*家が貧しかったので、5銭の初任給を感謝の心で、喜んで受け取ることができた。
松下氏は8人兄弟の末っ子ですが、幼い頃から親兄弟を次々と亡くし、
最後の長女が48歳で亡くなったとき、まだ26歳でした。
蟻馬先生が見た松下氏の印象は・・
真面目、親孝行、何事にも熱心、集中力がある、まず先に発表する、感謝する、
常に前向き、自分は運が強いと言い聞かせる、小成功に甘んじない、他人の意見をよく聴く、
社員を大切にする、部下育ての名人、なぜ?なぜ?と追求する、成功するまでやり抜く、
努力家、また逢いたい・何かお役に立ちたいと思わせる人、人間的な魅力のある人。
松下氏には、人が集まり、情報も集まり、仕事も集まり、結果としてお金が集まった人!
~途中で申し訳ありませんが、後編で具体的なお話をします~