制服とわたし
福岡管区気象台は本日午前、熊本県を含む九州北部地方が梅雨明けしたとみられると発表しました一昨日の悔しいドローに終わったロッソの試合のときはまだどんよりした梅雨空でしたが、昨日はもういかにも“夏”という陽射し。一夜明けて今日はもっと強烈で、熊本市では34.4℃まで気温が上昇。中心市街地の温度は熱せられたアスファルトの影響で、もっとあったでしょう。いよいよ今年も灼熱の季節到来ですサニーは会社の制服で仕事をしています。何のヘンテツもない地味なスーツと、ちょっと目立つスカーフです。これが、通年対応型の生地のため、夏場は屋外ではとても暑いのです。ベストもあるので、夏場は皆ベストで過ごしますが、サニーは仕事柄ジャケットを脱げないので暑い暑い (屋内ではエアコンあり大丈夫です。)外出時にすれ違う半袖の通行人から、「見てる方が暑い」という視線が注がれます。この機会に、制服の思い出についてお話します。学生時代の仲居さんのアルバイトのお陰で、着物が着られるようになりました。その後、新卒で入社したのはエアライン。念願かなってスチュワーデスになり、制服が出来上がったときにはとても嬉しくて、大急ぎで着替えて皆で写真の撮り合いっこをしたものです。もちろん、セイフティー・スクールのつなぎの訓練着も。他社がどうなのか知りませんが、この会社は1年ごとにクルー全員の制服を取り替えていました。ローヒール、ハイヒールまで。たった1年でもったいない、と思われるでしょうが、これが意外と傷むものなのです。商売柄、見た目への配慮もありました。コート、ベルト、ハンドバッグ、機内持込用バッグ、スーツケースは基本的に取替えなしです。その後、サニーは転職します(エアラインではありません)。求人誌でたまたま目が止まったその会社、もしかして?と調べてみるとやはりかねてから噂に聞いていた会社で、即応募しました。面接を受けに行って初めて、その会社を訪れました。一歩足を踏み入れて、その素晴らしい雰囲気に「絶対ここで働きたい!」と思いました。2回の面接後、運よくすぐに採用が決定素晴らしい会社なのです。でも一つだけ、最初から気になっていることがありました。それは、制服がくたびれていること。今年で開業15周年の会社なので、当時ちょうどもう制服が寿命の時期でした。中途入社の分際で生意気ですが、最初から「制服がみすぼらしい」と訴えてきました。会社のためを思ってのこと。でも結局いつも他の予算が優先されてしまって、なかなか聞いてもらえません。それでも言い続けました。そしてサニーが退職する少し前に、ほとんどの部署で制服が作り変えられました。もちろんサニーの発言だけのお陰ではありませんが、父の他界により帰熊を決心していたので、新しい制服に袖を通せたことは、言い続けたことが退職前にやっと形になって、とても嬉しかったです。他にも、この会社では最後に大仕事を成功させて退職できたので、もう何も思い残すことはありませんでした。3月に15周年のパーティに行ったとき、その制服を再び目にし、前の会社のさらなる発展を心より願いました。あなたの制服、大事にしてますか?一日の終わりに、感謝の言葉をかけてあげて下さいね