☆本当の親じゃないですけど何か?☆
みなさん、こんばんは。また、ステップファミリーやプレステップファミリーの事件が相次いでいます。私が副理事をしているM-STEPのスタッフ間でもこうした事件が起きる度にカンファレンスを行っています。ステップファミリーの当事者のみなさんは分かると思いますがパートナーと縁があって、ステップファミリーになり継子の親になる為にステップファミリーになったわけではないこと。縁があった方に、たまたま、子どもがいてそこから継親としての生活が始まります。もちろん、好きになった人に子どもがいるということを知っての結婚。他人の子を育てるってどうなんだろう?と思いながら未知な世界へと飛び込む方が多いと思います。「なんとかなる」「でも、大丈夫かな?」と未知な世界への期待と不安とが入り混じってその世界へ飛び込むわけですから、覚悟がないわけでもないんですよね。事件になるケースは、ほとんどが継父や内縁の夫。一緒に住んでしまえば、「父親」としてのカテゴリに分類されます。では、なぜ、継父が起こす事件が多いかというとシングルマザーが多いからですね。※世帯数などは下記を参照☆平成 28 年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要☆現在、我が家も母子世帯なので、この世帯数の中に入ります。けれど、再婚には【ちょっと待て?】となるのは私自身が、継母だったからです。以前にも書いたと思いますが私のパートナーは私のパートナーであって子ども達の父親ではありません。生活そのものにおいても面会交流をしている「父親」いるし経済的においても自分も働いているので子どもの費用に関しては自分が頑張りたい。新しいパートナーに「親」を求めるのはナンセンスだと思っています。本当の親は健在しているのに新しいパートナーに親を求めたり元のパートナーが新しい親に子ども達の親を担わせたりするのは別居をした親の【育児放棄】に近いとすら感じるので。けれども、一緒に暮らしていると【暗黙の役割】みたいなものに縛りがあり男性だったら「父親にならなければならない」女性だったら「母親にならなければならない」という呪縛的なものに捕らわれ、しかも求められます。まさに「こうあるべき」論ですよね。人として、できることをやっても「親になったのに何故できないの?」と言われたり親のようにやろうとしても「親じゃないのに何?!」と言われたり自分って何?どうしたらいいの?と困惑してしまう継親さんも多いと思います。書くいう私も、そんな状況で生活をしていました。ただ、意識的な常識というか人間性により哀しい事件が相次ぐ中、ひとり親のみなさんには「好き」になってしまった気持ちは分かるけれど盲目にならず、少しでも悩んだり、迷ったりをしたら立ち止まって、相談できるところへ相談をしてほしいということ。もちろん、ステップファミリーになった後も悩んだら、すぐ相談。私たちM-STEPには、離婚後の恋愛、再婚についてやステップファミリーになった方々の相談に乗れるスタッフがいます。どうか、ひとりで悩まないでください。あなたの心の健康が、家族みんなの幸せに繋がります。私も、たくさん悩んで、辛い思いをしてきました。だからこそ、私のような方を増やしたくないとM-STEPの活動をしています。無料カウンセリングも行っておりますのでぜひ、活用してください。☆NPO法人M-STEP☆