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カテゴリ:葬式こぼれ話
カーナビが…
(前回のあらすじ) 和尚様にお経をあげてもらうべく、 朝から掃除をするものの、いつまでたっても来ない和尚様。 心配のあまりお寺に電話したところ、 な、な~んと、日付を間違えていたとのこと。 大急ぎで和尚様が来ることになったものの… 告別式のときに和尚様の車にカーナビが搭載してあったので、 安心していたのですが… 30分後 携帯電話に着信! 「○○寺です!」 私「和尚様、今、どこですか?」 和尚様「近くまで来ているようなんですが、迷子になりました」 話を聞くと、カーナビはかなり古いもので、 18年前に埋め立てられ、その後新しい町として作られた 我が家のあたりはカーナビで白紙の状態の模様。 何とか説明をしたものの、いくつかある駐車場の入り口を心配した私。 そこで、 私「駐車場の入り口で私、手を振ります!」 「和尚様の車、黒いですよね?」 和尚様「黒のマークツーです!」 ・ ・ ・ そして5分後。 猛スピードで曲がり角から顔を出したマークツーが… 思わず「和尚様ぁ~!」と手を振る私。 和尚様もわかってくださって、無事(?)に会えました。 遅刻の上、迷子になった和尚様。 カーナビを見ると、道も何も書いてなくて、ただ真っ白の画面。 こりゃ、迷子になるよねえ… 汗を拭き拭き、「ごめんなさいね~」を連呼する和尚様。 何だかいつもよりも大きな声でばりばりとお経をあげてくれたような… そして、この辺りで前日に白バイが出没して、一人捕まった話をすると 顔を引きつらせた和尚様は、帰っていくのでした。 (やっとこさ完) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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