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カテゴリ:父の闘病
毎年、8月15日にはうちの裏の海で花火大会があります。
すごくローカルなので、新聞とかには出ないほどの 小さな規模だと思います。 この街の住民にとどまらず、いろんな人が砂浜に出てきます。 出店もこの数年前から見られるようになりました。 花火を見ていつも思うのは、母の言葉。 花火を打ち上げると「ヒュ~」という音。 当時5歳だった母は戦争で「ヒュ~」といっては落ちてくる 爆弾の音におびえていたため、 大人になってもその音は嫌いだといっていたっけ。 昨日は終戦記念日でもあり、母の言葉がず~んときました。 5年前に母が他界して、2年前、父が肺がんで入院してました。 そして、母の他界後からずっと父をみてましたが、 かなり疲れていた私は、2年前の花火を見ながら 「お母さん、お父さんのお迎えに来ていいよ」 そう思っていました。 すると、歩行は難しかったものの、容態は安定していた父なのに 2,3日すると肺炎を起こし、食事をとることができず衰弱し そのまま父は他界しました。 盆に花火を見ながらそう思って、2週間後には父が死んだわけです。 よく、自分の強い思いは現実に起こるといった言葉がありますが 自分が父に対してそう思ったから、父が他界したのでは… そう思うと、父に申し訳なかったという思いでいっぱいです。 たまたまだと思いたいのですが、どうしても、自分の中で そう思ってしまうのです。 あの時、花火に向かって母にお願いしたから こうなったのかな…もし、そうなら 父に謝りたい気持ちでいっぱいです。 去年も、今年もそんな思いで花火を見ました。 これからもこの花火大会を見に行くたびに この思いをするんだろうな…と思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月16日 14時23分54秒
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