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September 28, 2004
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カテゴリ:読書系
昼は韓国、夜はベトナム--。今日、電車の中で篠原令著『妻をめとらば韓国人!?』を読み耽り、さらに帰宅してから、DVDでベトナム映画『青いパパイヤの香り』を観ました。いずれもインパクトのある作品だったので、心の中に、韓国とベトナムの文化が一気に押し込まれたような感じもします。まったくアジアな一日でした。

『妻をめとらば韓国人!?』は、明日中に読み終わりそうな勢いです。韓国出身の女性を妻に持つ、著者の実体験に基づき綴っているので、場面が想像しやすく、しかも面白い。そのため、あっという間にページを捲ってしまいます。

生活の中で、夫婦が日韓の文化ギャップを強く感じ、ぶつかり合いながらも、互いに理解し合おうとする姿について、生き生きと描かれているところに好感を持ちました。実に温かい気持ちになります。なかなか歩み寄れない日韓の根本的な問題にも触れ、著者なりの提言を盛り込んでいるのも魅力の一つです。

『青いパパイヤの香り』も印象に残る作品でした。ハラハラドキドキするスタントシーンや、つい吹き出してしまう滑稽な場面こそないのですが、ジワジワと染み出してくる趣きがあります。情緒豊かなアジア独特の生活風景や、苦労にじっと耐えるベトナム女性の姿などを、ふんだんに盛り込んでいるからかもしれません。

それにしても、韓国女性は一緒にいると楽しそうです。感情表現がストレートで、起伏も激しいとされていますが、ジェットコースターに乗っているような毎日を送れる気もします。一方、芯の強さを垣間見せながらも、しっとりとして穏やかに描かれるベトナム女性と過ごせすのも、癒しがあり、素敵です。平穏で落ち着いた生活ができる印象もあります。

実に身勝手な想像ですが、二者択一を迫られた場合を連想し、どちらの女性が良いか、いろいろ考えてみるのも面白いかもしれません。良い暇つぶしになりそうです。

【参考】
妻をめとらば韓国人!? ( 著者: 篠原令 | 出版社: 文藝春秋 )
篠原令著『妻をめとらば韓国人!?』は、ヨン様ブームに湧く、女性の方々にもお薦めです。韓国の男性って、こんな文化の下で育っているんですよ~。





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Last updated  September 29, 2004 05:59:30 PM
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