今日、同業他社のＡさんと飲みに行きました。Ａさんも夏休みを使い、ベトナム旅行に出掛けており、帰国したら一席設けて、互いの体験を報告し合おうと約束していたからです。ようやく実現しました。

Ａさんのプランは、ホーチミン（サイゴン）市から出発、ミトー、クチ、ニャチャンを周り、ホーチミンに戻るコースでした。期間は、僕と同じ１週間程度。学生時代の友人と２人で行ったそうです。

Ａさんの旅のメーンはクチ・トンネルで、ここだけは旅行代理店のツアーを利用し、「日本語らしき言葉を話す現地ガイド」の「説明らしきもの」を受けながら、トンネル巡りをしたとのこと。Ａさんは「日本人と欧米人しかおらず、完全な観光地だった」と、失望したような表情を浮かべながら、振り返りました。

クチの話題の中で、興味を持ったのはライフル（マシンガン）の射撃を体験できたという話です。料金は、弾丸一発につき１ドル。アメリカ製のＭ－１６か、共産圏でよく使われるＡＫ－４７（カラシニコフ）を選べるようです。

Ａさんは迷わず、Ｍ－１６を選択したそうです。僕ならば、ＡＫ－４７をチョイスしたでしょう。なぜなら、いかにもベトナムらしいからです。戦争映画で、ベトコンがカラシニコフを持って、ジャングルを勇躍するシーンをよく観ました。だから、ベトナムへ来て、アメリカ製の銃を撃ちたいというＡさんの気持ちが分かりません。

僕は「ベトナムまで来て、Ｍ－１６はないでしょう」と尋ねました。するとＡさんは、駄々っ子のように「だって、Ｍ－１６が良かったんだもん」と、きっぱり。無精ひげをたくわえた山男のようなＡさんから、こんな可愛い言葉が出るなど、夢にも思わなかったので、僕は思わず吹き出しました。

さらに、僕の反応に照れたＡさんが浮かべた表情が、言葉にも増して可愛いらしかったので、ずっと笑いが止まりませんでした。やがて、つられて、Ａさんも笑い出し、収拾の付かない状態に、、、とても楽しい酒宴でした。

この時の僕は、Ａさんとの酒宴後、学生時代の先輩Ｕと会い、朝まで飲み続けることになろうとは想像もしていません。。。

【参考】

これは、Ｍ－１６のモデルガンです。戦争映画などで、よく見かけますよね。


これは、ＡＫ－４７（カラシニコフ）のモデルガンです。くぅ～、ベトナムっぽい。。。