パスタがなかなか食べられません－－。２５日夜、たまたま仕事の終わるタイミングが合ったため、知り合いＴと食事へ行くことになりました。狙いはスパゲッティ。ずっと以前から、美味しいパスタを食べようと相談していたからです。しかし、結局、天ぷらを食べることになりました。なかなか満足したのですが、ちょっぴり残念な気もします。

日暮里駅（東京都荒川区）付近で待ち合わせしました。繁華街ならば、小奇麗なイタリアン・レストランの１軒や２軒あると思っていたからです。しかし、実際に探してみると、どこにも見当たりません。代わりに居酒屋、韓国料理屋などは、駅周辺に溢れんばかり。ティッシュ配りの女性にも、店のありかを尋ねましたが、「知りません」と冷たく言われただけでした。

翌日も仕事があるため、パスタをあきらめ、天ぷら屋に入りました。この店がなかなか美味しかったのが救いです。Ｔさんは定番のエビ天ぷらの定食を頼み、僕は野菜の価格高騰を踏まえ、野菜天ぷらの定食を注文。オーソドックスな味にも感じましたが、何よりも久しぶりの天ぷらだったので、十分満足しました。

食後、馴染みになりそうな居酒屋で酒を飲んだ時、Ｔさんは「どうしてもパスタが喰えんねぇ」と、苦笑いを浮かべました。それもそのはず、僕とＴさんは１か月以上も前から、何度となくパスタ屋へ訪ねましたが、閉まっていたり、閉まる寸前だったりなどを繰り返しているからです。どこにでもあるはずのイタリア料理屋は、僕たちの中で、秘境に隠れた美しい王宮のようになってきました。

ただ、秘境探検を通じて、いろんな店に出会い、話のネタにもできるので、それはそれで楽しくもありますが。。。