|
テーマ:今日の出来事(291807)
カテゴリ:グルメ系
厚かましさが生んだハッピーです--。27日夜、仲の良い知り合いTが食材を買い込み、豚汁をつくると聞いたので、仕事後、お相伴にあずかろうとTさん宅を訪れました。夕方になって寒さが厳しくなったこともあり、熱々の豚汁の美味しさが心に染みます。仕事納めを翌日に控え、幸福感一杯の夕食でした。
「居候三杯目はそっと出し」という言葉がありますが、今日に限って、そっと出す気になりません。業務が忙しく、ランチもそこそこだったため、耐えられないほどの空腹感に襲われていたからです。さらにコートを着ても寒かった外気のせいで体が冷え切り、温めてくれる食べ物を本能が求めていました。 Tさんは、温めた直後で湯気が立ち上る豚汁をフーフーと冷ましながら、ガツガツと食べる僕の様子に少し驚いた様子。目を丸くしながら「おかわりはセルフサービスで遠慮なく」と言いました。「うん、さんきゅう」と答える僕。3杯目を食べ終え、もう一杯馳走になろうか悩んでいると、Tさんは「一日置くとさらに良い味が出そう」と、にっこり笑いました。 僕は、吹き出した汗を吹きながら「なるほど一理ある」と感じ、おかわりするのを止めました。熱々の豚汁のおかげでホカホカした体、満腹になりつつある胃袋も自覚します。ちょうど良い加減だったのかもしれません。 圧力鍋を覗くと、たくさんあった豚汁が半分くらい減っていました。それに気付いて、心の中で「今日はちょっと厚かましかったかな」と思い、照れ笑いを浮かべつつ「御馳走さま」と礼を言いました。 ところで、Tさんにしてやられたと感じます。「一日置いた豚汁」をいつ僕が賞味できるというのでしょう。最後のおかわりは豚汁でなく、Tさんに「喰わされた一杯」だったようです。帰り道、それを思い出して、ついニヤリとしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 31, 2004 12:57:53 AM
コメント(0) | コメントを書く
[グルメ系] カテゴリの最新記事
|
|