市場経済におけるキャッシュフローの意味
★セミコア・トーク: 市場経済におけるキャッシュフローの意味ソフトバンクは、17日、携帯電話世界最大手のボーダフォンからボーダフォン日本法人を買収することに合意したと発表した。買収額は1.75兆円となり日本企業による買収では過去最大となる。一方、証券取引法違反の容疑で起訴されるなど経営の再建が迫られているライブドアの株式を無料動画配信などを手がける有線放送最大手のUSENの宇野社長が取得する。これによってUSENはポータルサイトなどネット関連事業をに傘下に収めることになる。ソフトバンクの前期の連結売上は8,370億円、USENは、1,541億円である。両社は純損失を計上しているものの、株式価値(時価総額)は、ソフトバンクが3.3兆円、USENは2,000億円を超えている。【WBCコメント】・企業を評価するのは、顧客、投資家、銀行など金融機関、 政府や社会である。その評価によって企業は利益、ある いは、資本としてキャッシュを得る。・このようなキャッシュは、事業を通して顧客、投資家、金融 機関、あるいは政府を経由して社会に再配分される。・気負う必要はないのであろうが、このような市場原理によっ もたらされるキャッシュを託された経営者は、市場や社会を 動かす権力と責任を持つことになる。・孫社長や宇野社長に託されるほど多額な資金でないにして も経営者は、キャッシュを託されるに相応しい経営をしなけ ればならない。・市場原理によるキャッシュの配分の不公平さを嘆いたり、 不適切さを非難するより、そのようなシステムの上で自己 の特性や能力を発揮することに注力できる社会であれば 良いと思う。・市場原理は、そんなに複雑で分かり難いシステムではない。 原始時代から用いられている単純な取引きルールである。 □□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』 のセミコア・トークを掲載しています。■メールマガジンの登録・解約: 「V.スピリット」は、まぐまぐ と melma を通して配信しています。 次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。 http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm