ワイルドベアの日記

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• V.スピリット　～リーダーへの提言～　【No. 10】　2月24日配信号

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  2006.02.24

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• トリノオリンピックと景気の関係　

  ★セミコア・トーク：　トリノオリンピックと景気の関係スピードスケート、モーグル、スノーボードなど、16個の金メダルを含む過去最多の37個のメダルを獲得したアテネオリンピックに続いて、メダルの獲得が期待されたトリノオリンピックだが、日本のメダル獲得数はゼロにとどまっている。21日0時40分時点のメダル獲得数は、ドイツが7つの金メダルを含む18個で最多となり、オーストリア、米国、ロシアなどが続いている。【WBCコメント】・オリンピックと景気、特に、GDP成長率や株式市場の騰落との　関係が話題に上ることがあるが、実際どれだけ関係があるか　は説明しきれない。・ちなみに、年初から年末の日経平均株価推移は、2004年（夏：　アテネ）には上昇、2002年（冬：ソルトレイクシティ）には下落、　2000年（夏：シドニー）には下落、1998年（冬：長野）には下落し　ている。・思い返すと、金メダル5個を含む冬季最多の10個のメダルを獲　得した1998年の長野オリンピック（前々回）は北海道拓殖銀行　や山一證券が経営破綻した直後で、アジア通貨危機が問題　になっていた。2002年のソルトレイクオリンピックは、インター　ネットバブルの後遺症から立ち直りかけ、サッカーワールドカッ　プ開催に向けて景気が立ち直りかけている時期だった。2004年　のアテネオリンピックでは銀行の不良債権の最終処理が叫ば　れていた。・日本選手団の実力の評価は別問題として、景気が悪い時に　成績が良く、景気が比較的良い時に成績が悪いという印象が　強い。・今年2006年は景気の環境で言えば比較的良い方に分類される　であろう。このためメダルの獲得は困難な状況にあったのかも　知れない。それに加えて年初のライブドアショック以来、景気は　心理的にすっかりペースダウしてしまっているようである。これ　ではなかなか景気も、企業も、選手も踏ん張りが利かない。・しかし、苦しくなった時に強いのは日本人の特徴なのか、人類　一般の原則なのか分からないが、期待が持てる。・フィギアスケートにおける日本選手の活躍に期待したい。□□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』　のセミコア・トークを掲載しています。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2006.02.21

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• WSED　編集コメント　2月18日配信号

  ★　編集コメント来週の米国経済の注目は水曜日発表の1月の消費者物価指数と金曜日発表の1月の耐久財受注です。第1四半期の米国経済は好調で、FRBは3月と、恐らく5月にも0.25％利上げするという見方が支配的となっています。このような市場の見方を変えるような経済データやFRBの要人のコメントは当面出にくいと思われます。このため株式は、利上げ継続を懸念しながらも上値を試し、債券は金利上昇が期待される一方で比較的堅調に推移し、ドルは堅調に推移する中で利益確定売りの圧力を受けると予想されます。来週月曜日は、米国の大統領記念日のため、WSEDの配信はお休みさせて頂きます。（日本時間、水曜日朝からの配信となります。）来週も頑張りましょう！━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【メルマガ読者登録・解除について】■当メールマガジンは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2006.02.19

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• 投資事業組合

  ★セミコア・トーク：　投資事業組合　1月28日、民主党の鳩山由紀夫幹事長はライブドア事件に関連し、「（ライブドアが実質支配していたとされる）投資事業組合に自民党の国会議員がかかわっていた可能性が極めて濃くなっている」などと述べた。その後も、鳩山幹事長はライブドアと関連のある投資事業組合とかかわりがあるとされる自民党議員の名前を公表していない。一方で、鳩山幹事長の発言を「風説の流布」と問題視する声もある。【WBCコメント】・鳩山幹事長がどのような根拠によって発言したのか公表され　ておらず、問題の投資事業組合の契約形態を正確に把握し　ている訳ではないので、推測の域を出ないのだが、コメント　してみたい。・昨年秋の総選挙で自民党の武部幹事長や竹中大臣をはじめ、　自民党がライブドアの堀江前社長（被告）を事実上応援したこ　との可否は議論されるところであろうが、国会議員の投資事　業組合への関与で問題になるとしたらどの様な場合であろう　か？・国会議員がファンドの運用者（無限責任組合員）で、ファンド　の運用を支持していて、偽計取引などを行っていたとすれば　大きな問題である。・また、ライブドアが不正な取引をしていると知りながら、ある　いは、不当な利益を上げることを承知で投資事業組合に　投資していたとしたらやはり大きな問題である。・しかし、投資とは本来、投資先を応援する意味を持つもの　である。不完全なものの改善や成長を期待するものである。・当然、投資対象先を評価するための判断力や先見性は　重要であり、投資の結果は投資家の資質や能力の評価に　結び付くことになるが、投資の意図によっては「しかたが　ない」と考えられるような投資も多いであろう。・「投資は悪」という既成概念が背景にあるように思う。・国の指導者による投資に対する考え方や価値観は、そのま　ま社会の状況を反映して、また、社会のあり方に影響を　与える。・何が良くて、何が悪いのか十分調査・検討して、分かりや　すいく社会に対して示して欲しいものである。□□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※メールマガジン「次世代ビジネスリーダーのための『V.スピリット』」　のセミコア・トークを掲載しています。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2006.02.14

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• WSED　編集コメント　2月11日配信号

  ★　編集コメント来週の米国市場の注目は、火曜日発表の1月の小売売上高、水曜日発表の1月の鉱工業生産、木曜日発表の2月のフィラデルフィア連銀の業況指数、金曜日発表の1月の卸売物価指数と2月のミシガン大学の消費者信頼感指数です。水曜日のベン・バーナンキ新FRB議長による議会証言も注目です。株式は利上げ継続に対する懸念が高まる中で上値を試し、長短金利差の動向が注目される中で、債券は軟調に推移し、為替市場では、日本における量的緩和解除に対する期待の高まりによる円の上昇と米国における利上げ継続見通しによるドルの堅調さの間で綱引きとなるのではないでしょうか？来週も頑張りましょう！━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【メルマガ読者登録・解除について】■当メールマガジンは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2006.02.11

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• V.スピリット　～リーダーへの提言～　【No.　9】　2月10日配信号

  ■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□■　　　　　　　　　　　　　◆◆　V．スピリット　◆◆　　　　　　　　　　　　　　～リーダーへの提言～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□　No. 9　□□■□■●V.スピリット購読者の皆様2月になり、寒い冬はもう少しの辛抱というところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか？秋篠宮紀子さまがご懐妊され、日銀も量的緩和政策の解除に向けて足場固めを進めるなど、経済的、社会的にも、春の訪れが予感されます。WBCでも桜の便りとともに新サービスやイベントをご提供するために、いくつか計画を練っています。皆様が、驚き、喜んで頂けるようなものをご提供したいと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━　2006年 2月10日発行　━━【目次】●今月の提言【1】：　直感●今月の主張【1】：　ひねる経営から発信する経営へ●余談━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●今月の提言【1】：　直感　～人的高速シミュレーション～「直感」という言葉に対してあなたはどのようなイメージを持つだろうか？「根拠のない思いつき」、「思慮の浅さ」、「偏見」などと結びつけて、悪いイメージでとらえることも多いのではないだろうか？あるいは、それこそ偏見だろうか？直感とは、鍛えるべきものである。直感とは、自己の知識、経験、記憶の高速検索、あるいは、人の本能や潜在意識との関連付けによる高速シミュレーションの結果でもありえるであろう。【詳細】http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/35/P0003541.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●今月の主張【1】：　ひねる経営から発信する経営へ劣等感なのだろうか、協調性のなさなのか、保身のためなのか分からないが、良いものや優れたものをそのまま受け入れることをためらう傾向が強いように思う。【詳細】http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/35/P0003541.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●「V.スピリット」に対するご意見・ご感想などは次のアドレスにお送り下　さい。　best@wildbearcorp.com●メールマガジンの登録・解約：　　http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/35/P0003541.html●免責：　「V.スピリット」は変化に挑み、価値を創造し、勝利するための切り口、　問題意識、思考についてのワイルドベアコーポレーションの見解や　仮説を配信するメールマガジンです。　内容の正確さや信頼性について十分注意しておりますが、内容の正確　さや信頼性を保証するものではございません。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●余談当メルマガでは、読者の皆様に対するアフィリエートプログラムに参加いたします。当メルマガをお友達やお知り合いにご紹介頂き、その方がご購読頂ける場合、講読料の10％を紹介者である皆様にお支払いするプログラムです。2月20日からパートナー募集が開始されます。是非、アフィリエートパートナーとしてご登録頂き、お友達やお知り合いに当メルマガをご紹介下さい。詳細は、改めてご案内いたします。よろしくお願いいたします。□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□発行者：　　株式会社ワイルドベアコーポレーション　　　　　　　代表取締役　猪熊篤史　　　　　　　（本社）　〒176-0023　東京都練馬区中村北3-15-16-501　　　　　　　（Eメール） best@wildbearcorp.com　　　　　　　（URL）　 http://www.wildbearcorp.com□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□

  2006.02.11

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• 女系天皇

  ★セミコア・トーク：　女系天皇小泉首相は今国会において皇室典範を改正して、女性天皇、女系天皇を容認して、皇位継承順位は男女を問わず第1子を優先する方針を示している。これに対して与野党内の反発は強く、自民党内でも異論が出ている。【WBCコメント】・国民統合の象徴である天皇や皇室のあり方について1国民　がコメントすることは、本来であれば踏み入れない方が　無難な「グレー」な領域に踏み込んでいることになるが、　あえてコメントしてみたい。・皇室典範の改正を急ぐことは組織的な摩擦を生むため、　不安を感じるが、皇室典範に反対する人々の醸しだす雰囲　気には、さらに大きな危うさが漂っているように思う。・父方を天皇としない女系天皇を認めないという皇室典範改　正反対論者は、日本の伝統を名目に、実は、天皇を担いで　第3次世界大戦をおこそうとしているかのような危険を感じる。・男系天皇の伝統を守ると言っても、男系の男子が生まれなけ　れば、そもそも伝統を守りようがない。・皇室典範の改正は、いくつかの前提条件とセットになっている　のだと思う。・第1に、天皇は、日本や日本国民の象徴であって、主権は　国民にあるということである。・第2に、日本は侵略戦争を永久に排除するということであろう。・第3に、結婚相手を選ぶのは最終的には皇室の本人である　ということである。・逆に言うと、現代社会において男系の天皇の伝統を守ることの　意義は、天皇が主権が持ちえて、侵略戦争など国際社会の合　意を得られない行動を日本がとる時のみにあるように思われる。・十分な議論によって多くの人が理解し、納得することは重要　だが、小泉首相の皇室典範改正に対する判断は正しいのでは　ないかと思う。□□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※メールマガジン『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」』　のセミコア・トークを掲載しています。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2006.02.08

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• WSED　編集コメント　2月4日配信号

  ★　編集コメント来週の米国で発表される経済指標は軽微です。注目は、金曜日発表の12月の米国貿易赤字くらいです。FRB議長がグリーンスパン氏からバーナンキ氏に代わり、3月以降のFRBの金融政策について市場が占う機会になりそうです。株式は利上げ継続見通しを受けて上値が抑えられ、一方で、債券は軟調な推移が予想されるものの、30年債の入札などによって米国債に対する強い需要が確認されれば債券価格は下支えされると思われます。長短金利差の逆転状況の推移も注目されます。ドル堅調な流れは続くが、貿易赤字に対する懸念やテクニカルな取引によって、ドルは現行水準を中心に推移すると予想されます。来週も頑張りましょう！━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【メルマガ読者登録・解除について】■当メールマガジンは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2006.02.05

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• 事後チェック型社会とイエローカード

  ★セミコア・トーク：　事後チェック型社会とイエローカード規制緩和によって、日本は事前規制型の社会から事後チェック型の社会に移行している。原則禁止の社会から原則自由の社会になったのは、起業家精神を育み、経済活動に活力を与え、社会の発展に貢献するものと期待されるが、マンションの構造計算書の偽造、グループ企業の株取引における証券取引法の違反、ホテルの不正改造など、問題が後を絶たない。【ＷＢＣコメント】・事後チェック型社会への移行は、民間主導の経済発展や　小さな政府など21世紀型の日本社会を実現するために必要　な改革であった。・心無い人々、経営者、起業家による一部の行動は、規制　緩和によって助長された面があったかも知れないが、過去　に例がないような事件では決してないようである。・問題は、完全にはなりようがないが、不十分な管理・監督　体制、社会変化によって急速に古いものになりやすい規制、　そして、当事者による嘘であろう。・事後チェック型の社会では、創造的な活動やある程度の　試行錯誤が許されるはずである。・起業家などが「グレー」な領域にある問題に取り組む際に、　相談する窓口や、不適切な活動に対していきなりレットカード　（退場処分）が出るのではなく、警告や注意などのイエロー　カードが出る体制が不可欠である。・起業家や経営者にとっては、嘘をつかないという思考や　態度が重要になる。・また、悪い情報であっても適切な情報開示が、適切に評価　される社会的な理解やシステムが重要である。□□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※メールマガジン「次世代ビジネスリーダーのための『V.スピリット』」　のセミコア・トークを掲載しいます。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2006.02.01

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• ＷＳＥＤ　編集コメント　1月28日配信号

  ★　編集コメント来週の注目は、月曜日発表の1月のダラス連銀の生産指数、12月のシカゴ連銀の製造業指数、火曜日発表の第4四半期の雇用コスト、1月のシカゴの購買部指数、1月のコンフェレンスボードの消費者信頼感指数、水曜日発表のＩＳＭの製造業指数、木曜日発表の第4四半期の生産性、金曜日発表の1月の雇用統計、1月のミシガン大学の消費者信頼感指数、1月のＩＳＭの非製造業指数などです。火曜日のＦＲＢのＦＯＭＣでは0.25％の利上げが予想されていますが、声明文などで示される、その後の金融政策に対するＦＲＢの姿勢が注目されます。長短金利差がほとんどなく、一部長短金利の逆転も見られるような市場の状態を市場の予想ミスとして、3月以降もＦＲＢが利上げを続けるのか、市場の予想を受け止めて、一時利上げを見送るのか、今後の経済データと市場動向にもよりますが、注目されます。来週金曜日に発表される1月の非農業部門の雇用者数が12月の10.8万人の増加の後、20万人代の増加となるのか、つまり、米国経済は堅調なのかも注目です。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【メルマガ読者登録・解除について】■当メールマガジンは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2006.01.28

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• Ｖ．スピリット　～リーダーへの提言～　1月27日配信号

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  2006.01.27

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• ライブドアの虚偽疑惑　【2】　1月24日配信号

  ★セミコア・トーク：　ライブドアの虚偽疑惑　【2】23日、東京地検特捜部は関連会社の企業買収や業績に関して虚偽情報を開示したとしてライブドアの堀江社長など容疑者4人を証券取引法違反の容疑で逮捕した。16日のライブドアへの家宅捜索以降、同社株式はストップ安を続け、世界市場に対しても不安材料を提供している。【ＷＢＣコメント】・関連会社の企業買収において、投資ファンドを通した現金　による買収を株式交換による買収と報告したという「嘘」　は、社会的な責任を追及する上で明確である。・しかし、買収手続きにおいて、現金による買収でも株式　交換による買収でも、結果的に同じものに見せかけられる　こともあって、ライブドア内部における違法性の認識があっ　たかどうかについてはやや疑問が残る。・もちろん、「グレー」な取引であるとの認識はあったのだろ　うが、証券関係者でもない限り、一般の人々や個人投資家　の中で、問題になっている買収取引の違法性を理解でき　る人は少ないであろう。・違法性が十分認識されないのは、証券会社、取引所、　監督官庁、政府など、社会的な問題であると同時に、　そもそも、証券取引において、どこからを違法とするか　の判断が難しいことに原因があるのであろう。・ライブドアはグレーな領域に積極的に踏み込むことで　社会における存在価値を見出そうとしていた。・公けの場所における自由な服装、市場外取引の活用、　大幅株式分割などは、「グレー」な領域におけるライブ　ドアの活動の例になるが、これらは違法ではない。・一般の認識と異なる行動、前例のない（あるいは、少ない）　活動をためらわずに行うことによってライブドアは注目　を集め、社会に対して問題を提議してきた。・このような活動が社会を豊にしたか、幸せにしたかは　分からないが、少なくても社会に刺激と活力を与えていた　ようである。・これらの活動は、ライブドアが法律の境界を超えない、　誤りではない行動をする企業であるとの人々の認識に　支えられていた。・ライブドアの容疑の内容が確認されれば、ライブドアの　経営は違法ということになるのであろうが、ライブドアを　処分して何事もなかったように時間が流れていくのは　残念である。・ライブドアの活動を応援、または、黙認していた人々が、　今回の事件によって、手の平を返したように、ライブドア　の批判者になるのも残念である。・リスクをとることをためらっていた人々の間に、客観的な　リスクをとることが悪いことだとの認識が広がるのも残念　である。□□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※メールマガジン「次世代ビジネスリーダーのためのＶ．スピリット」　のセミコア・トークを掲載しています。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2006.01.25

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• WSED　編集コメント　1月21日号

  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★　編集コメント来週の注目は火曜日発表の1月のリッチモンド連銀の製造業指数、水曜日発表の12月の中古住宅販売、木曜日発表の12月の耐久財受注、金曜日発表の第4四半期のＧＤＰ改訂値、12月の新築住宅販売などが注目です。日本における株式市場の波乱もあって世界的に株式市場が不安定になっている中で、企業収益の状況が好意的に受け取られないことも多く、低調な決算や原油高が株価を押し下げることが懸念されます。債券市場では、米国経済全体の堅調さと住宅市場の減速などから1月31日に予想される0.25％の利上げ後の金利の動向を占う動きが続くと思われます。長短金利差を横目に、比較的狭いレンジ内の取引が続くと思われます。為替市場においては、根底にある円の強さは持続すると予想されます。（日本の株式市場における個人マネーの縮小は懸念されますが、為替市場の波乱要因にはなりにくいと思われます。）来週も頑張りましょう！━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【メルマガ読者登録・解除について】■当メールマガジンは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2006.01.21

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• ライブドアの虚偽疑惑

  ★セミコア・トーク：　ライブドアの虚偽疑惑ライブドアの関連会社　ライブドアマーケティングが2004年に買収した出版業のマネーライフを株式交換によって買収すると公表したが、実際はライブドア側の投資組合が買収先企業に現金を支払い株式を買収し、増資した新株式は投資組合に渡り、投資組合は新株式を市場で売却して現金化したという疑いが持たれている。他にも、同関連会社の決算を水増しした風説の流布やライブドア本体の株式交換偽装の疑いなども指摘されている。このため東京地検特捜部は16日、ライブドア本社や堀江社長の自宅などを家宅捜索した。【ＷＢＣコメント】・株式交換と疑惑が持たれている投資会社を通した株式の取引　は、買収先の株主が引受けたライブドアの新株を売却するので　あれば結果的には現金や株式の残高は同じになるであろうが、　株式交換と増資の実質自社引き受けと市場における新株の売　却では、市場における反応が全くことなるであろう。・そもそも後者は社内資金の一時的な移動、あるいは、外部投　資家の資金を利用した資金繰りという形になり、経営的に価値　のある取引ではないし、場合によっては、投資家に対する背任　行為となる。・また、買収対象先の投資家がライブドアの株式を引受ける形の　友好的な買収と投資家が会社を売却して現金を手にしてお終い　という形の無機質な取引では市場の印象が異なるであろう。　前者の方がライブドアの安定株主が増える分、株価には好材　料となるであろう。・疑惑が確定した訳ではないのだが、疑惑が持たれているような　取引が真実であれば大変残念である。・ベンチャー企業とは、誰も手をつけない社会のグレーな領域に、　ある程度のリスクを覚悟して、信念や自信を持って踏み込んで　いくような側面がある。そんな活動が新しいビジネスを創造して、　業界や社会を変革する。・ライブドアは、そんな社会の変革の先頭に立っていた企業で　ある。・ベンチャービジネスにおいて善悪を判断する線をどこに引くかは　曖昧になりやすいが、悪いと知りながら、あるいは、悪いと気付　かずに行った行為であれば、経営者として未熟、あるいは、不　適格の判断を受けても仕方がない。・捜査の結果に関わらず、ベンチャー経営者にとっては、頭から　冷水を浴びさせられるような、非常にショッキングな出来事だと　思う。※次世代ビジネスリーダーのための「Ｖ．スピリット」のセミコア・トークを配信しています。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2006.01.17

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• ＷＳＥＤ　編集コメント　1月14日号

  ★　編集コメント来週月曜日はキング牧師の祝日のため、日本時間の火曜日朝のＷＳＥＤの配信はお休みさせて頂きます。来週の注目は、火曜日発表の1月のニューヨークの業況指数と12月の鉱工業生産、水曜日発表の12月の消費者物価指数と地区連銀報告、木曜日発表の12月の住宅着工と1月のフィラデルフィアの業況指数、金曜日発表の1月のミシガン大学の消費者信頼感指数などです。予想値を見ると週の前半は低調、後半は堅調な米国経済データが発表されそうです。株式市場では2006年の株価動向を占う動きが続き、債券はレンジ内で上値を試し、為替は円とユーロの上昇基調に対するドルの反発が試されるといった展開が予想されます。来週もよろしくお願いいたします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【メルマガ読者登録・解除について】■当メールマガジンは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  2006.01.15

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• 「靖国神社」の正体

  ★セミコア・トーク：　「靖国神社」の正体新年を迎え、今年9月の自民党総裁の任期切れとともに退任を表明している小泉首相の後任選びが話題に上ることが増えている。靖国神社参拝問題と財政改革（税制改革）へのスタンスという切り口で首相後任候補について議論されたりしている。【ＷＢＣコメント】・靖国神社の問題は噛めば噛むほど味の出る酒の肴の　ようでもある。・靖国神社の問題が象徴しているのは、中国や韓国、あ　るいは北朝鮮など、アジア諸国との外交問題（関係）で　あり、政治と宗教の問題であり、第2次世界大戦を招き・　敗戦した日本の20世紀以前の歴史である。・そこで問われるのはアジア諸国やアメリカなど世界と　日本の今後の付き合い方であり、そんな日本の個性、　進路、アイデンティティであろう。・この問題の解決のための基本的な方針が固まらないと　憲法改正や教育改革など、郵政民営化後の構造改革　が実質的に進展することはないであろう。・「靖国神社に参拝しなければ良い」という単純な問題で　はない。・財政再建や税制改革は、外見上は進展しても、その　中核にある経済の健全な発達に対するビジョンはひら　けにくいように思われる。・21世紀社会の基本的な考え方や価値観がまとまらない　と、少子高齢化の改善にもつながらない。・様々な問題はあるのであろうが、郵政民営化問題の後　に残された20世紀型日本構造の最大の問題は、靖国　神社に象徴される問題だと思う。□【好評発売中】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□『ベンチャーマネジメント』　猪熊篤史【著】　日本評論社　11/25発行（11月18日発売）ＷＢＣホームページに写真を掲載いたしました。⇒　http://www.wildbearcorp.com/□□□□□□■□■□■■□■■□■■□■■□■□■□□□□□□※1月10日（火）配信のメールマガジン「次世代ビジネスリーダーのための『V.スピリット』」のセミコア・トークを掲載しています。

  2006.01.10

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• 来週の経済展望　（ＷＳＥＤ編集コメント）

  ★　編集コメント来週のニューヨーク市場では木曜日発表の11月の貿易赤字、金曜日発表の12月の小売売上高と卸売物価が注目です。米国における貿易赤字の減少、堅調な小売売上、コアの卸売物価の安定が予想されています。ＦＲＢの早期利上げ打ち止め期待の持続とともに、株式は堅調に推移すると期待されます。債券は長期債と短期債の金利差がどれだけ拡大（あるいは縮小）するのかが注目されます。ドルは、年初の下落からテクニカルな反発が期待される一方で、全体的には円がどこまで買えるのかが注目です。※ウォールストリートＥＮＧＬＩＳＨダイジェストの編集コメントを掲載しています。

  2006.01.07

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• 謹賀新年＆2006年の展望

  新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。★セミコア・トーク：　2006年の展望企業収益の改善、設備投資の増加、消費の緩やかな拡大などから、日本における景気回復は2006年も続くと予想する声が有力になっている。2002年2月から2度の踊り場を経て拡大を続ける現在の景気が持続すると、戦後最長で、57ヶ月続いた「いざなぎ景気」に今年の秋に並ぶことになる。【WBCコメント】・多くの知識人が予想するように日本における景気の拡大　は続くであろう。・バブル経済崩壊後の銀行における不良債権処理が終了　し、企業業績が改善する中で、新年を向かえ、日本経済は　新たな展開局面を迎えているようである。・長期間景気が低迷した一方で、社会における生産性は　高まり、景気回復と同時に全力疾走とはいかないまでも、　中長期的に新たな展望が開けそうである。・少子高齢化、財政再建、税制改革など、課題は多いが、　全体としては何とか切り抜けていけるのではないかという　楽観を持てそうなのは、新年だからという理由だけれでは　ないであろう。・アメリカの中央銀行であるFRBの議長交代を2月に控えて、　海外市場が混乱するリスクや、デフレ脱却を確認して日銀　が量的緩和政策を解除することに伴う政治的、市場的な波　乱のリスクはあるが、多くの人々にとっては強い実感のない　景気改善が続くであろう。・大企業と中小企業、勝ち組と負け組みなどというように　明確な二極化はないと思うが、景気改善の恩恵を享受　できるような取り組み、思考、心理が試されるように　思う。※1月3日（火）配信のメールマガジン「次世代ビジネスリーダーのための『V.スピリット』」のセミコア・トークを掲載しています。

  2006.01.04

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• ウォールストリートENGLISHダイジェスト　編集コメント　（12月30日）

  ★　編集コメント2005年2月に創刊したWall Street English Digest　(WSED)はお陰さまで214回の配信を数えて2005年を終了いたします。ご愛読ありがとうございました。2006年もよろしくお願いいたします。来週1月2日（月）はニューヨーク市場が休場となりますので、WSEDの配信は日本時間の1月4日（水）の朝からとなります。来週は、火曜日発表の12月のISMの製造業指数、木曜日発表の12月のISMの非製造業指数、金曜日発表の12月の雇用統計などが注目です。11月の非農業部門の雇用数は21.5万件増加していますが12月も20万件水準の高い雇用の増加があったかが注目されます。2006年の当面の注目は、長短金利差になりそうです。1月31日のFRBの公開市場委員会（FOMC）ではフェデラル・ファンド・レートの誘導目標が0.25％引き上げられて4.50％になると予想されています。これに対して12月30日の取引終了時の10年債利回りは4.393％、2年債利回りは4.408％です。通常、長期債券の利回りは短期債券の利回りを上回るため長短金利の逆転は、将来の利回りの低下、つまり、景気の後退を示唆することになります。FRBによる金利の引き締め過ぎの可能性も指摘される中で、2月にはFRB議長がグリーンスパン氏からバーナンキ氏に交代になるため、多少の市場の混乱は避けられないかもしれません。クリスマスと年末年始休暇明けの市場は、経済指標を注視しながら、当面、神経質な展開になりそうです。※WBCメールマガジン、ウォールストリートENGLISHダイジェストの編集コメントを掲載しています。■ウォールストリートENGLISHダイジェストは、「まぐまぐ」と「メルマ」を通して配信しています。次のWebサイトから読者登録・解除できます。【メルマガ読者登録・解除】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm

  2005.12.31

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• 複合小売業

  ★セミコア・トーク：　複合小売業12月26日、セブン＆アイ・ホールディングス、野村プリンシパル・ファイナンス、ミレニアムリテイリングはそれぞれ臨時取締役会を開催して、セブン＆アイがミレニアムの発行済株式の65％を野村プリンシパルから取得することを決定した。統合後のセブン＆アイの2005年2月期の売上は、4.54兆円となりイオンを抜いて国内首位となる。また、ウォルマート、カルフールなどがリードする世界の小売業において第5番目の規模となる。【WBCコメント】・スーパーと百貨店は同じ流通・小売業にあって顧客サービス面　など業態的に似ているようだか、実態は異なるようである。・スーパーは、一般消費者向けのビジネス、いわば、BtoCである　のに対して、百貨店はテナントとなるビジネスがサービスの　供給者であり、事業パートナーであり、顧客でもある。その先　に一般消費者がいる。いわば、BtoBtoCのビジネスである。　また、顧客層も、一般消費者と富裕層など比較的上層の顧客　に分かれる。さらに、顧客ニーズも、一般の生活用用品の購入　と日常用用品あるいは高級品の購入と異なる。これらの関係　は独立的であって、強い補完性はみとめ難い。・セブン＆アイは、ロビンソン百貨店3店舗を運営する百貨店部門　の業績が低迷する中で、百貨店部門のてこ入れを模索していた。・安売りスーパー、高級百貨店、量販店、ディスカウントストアー、　コンビニなど、小売業界の主役が入れ替わる中で、次の小売　業界の主役はネット通販を含む、スーパー、コンビニ、百貨店　の複合小売業になるのであろうか？・強力なブランド、優れた経営の下で、ビジネスモデルの進化と　模索は続くようである。※12月27日（火）配信のメールマガジン「次世代ビジネスリーダーのための『V.スピリット』」のセミコア・トークを掲載しています。

  2005.12.27

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• メリー・クリスマス＆年末の決意

  メリー・クリスマス！2006年を前に、一つ決意いたしました。来年はもう少しブログを書こうと思います。そこで、早速、今週から実行します。WBCで毎週火曜日に発行している「次世代ビジネスリーダーのための『V.スピリット』」のセミコア・トークをこのブログでも公開いたします。先週12月20日に配信したセミコア・トークを以下に掲載いたします。ご意見・ご感想・ご批判などもお聞かせ頂ければ幸いです。★セミコア・トーク：　誤発注と市場12月8日に東証マザーズに上場した人材サービス会社ジェイコムの株式の売買注文に対して誤発注をした、みずほ証券の損失は約400億円と推定されている。一方で、誤発注に関わる取引において120億円の利益をあげたと推定されるUBSグループなどジェイコムの現金決済で利益をあげた証券会社に対して、日本証券業協会は、日本投資者保護基金に利益を拠出するように要請する。【WBCコメント】・冷静に考えれば発行済株式数の40倍を超える売り注文は　おかしいが、システム的に誤りを判断する機能でもない　限り、他社が誤発注かどうかを人為的に判断するのは難し。・9時30分前にみずほ証券から東証に注文の取消の要請が　あったが、他の外資系証券などでは10時時点で誤発注か　どうかは確認できなかったそうである。・大口の注文を入れた後に、テロや事故などが起きて、注文　を誤発注として取り消す危険性などを考えれば、運営側の　誤発注かどうかの判断、注文取消の判断、システム停止　の判断などは、短時間では不可能に近い。・市場は、本来、取引開始時刻や終了時刻など、一定の　ルールに基づいて動き続けるべきものである。・そのような一定のルールに乗っ取って運営される市場で　成立する取引は、本来、誤発注であっても有効である　べきである。・もっとも、システムの整備によって今回の事故はある程度　回避できたものであるため、問題が複雑になっている。・企業のブランド価値、社会的信用、社会的責任など思惑は　それぞれであるかもしれないが、ミスによる損失は一種の　罰金として支払われ、不当な（？）利益は社会に還元される　ような仲裁が必要なのであろう。■メールマガジンの登録・解約：　　「V.スピリット」は、まぐまぐ　と　melma　を通して配信しています。　次のサイトでメールマガジンの登録・解除が出来ます。　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htm

  2005.12.25

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• 『ベンチャーマネジメント』　発売！

  2002年にワイルドベアコーポレーションを設立した直後から書きだめていたデータをまとめて『ベンチャーマネジメント』というタイトルで日本評論社から出版いたしました。思い起こせば、大学卒業後、証券営業を通して感じた問題意識からスタートして、仕事を通して学んだこと、ボストンの経営大学院で学んだこと、学んだ知識やスキルと日本社会とのギャップについて起業経験と自社経営を通して考え、検証し、発展させたビジネス理論やノウハウなどを全て1冊の本にまとめました。ベンチャー企業のための経営書としてではなく、21世紀型経営のためのビジネス書として読んで頂ければ幸いです。経営組織、ＭＢＡ、起業、中小企業経営、ベンチャーなど、全てのカテゴリーに当てはまる本になっていると思います。是非、読んでみて下さい。『ベンチャーマネジメント』　猪熊篤史【著】　日本評論社　11月25日発行（11月18日発売）

  2005.11.20

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• タイトルは、『ベンチャーマネジメント』

  私の中で温めてきた知識、ノウハウ、問題意識をまとめた本がようやく完成いたしました。ワイルドベアコーポレーションを2002年7月に創業して以来、執筆期間3年、構想期間は10年くらいになると思います。日本評論社さんから11月中旬（20日の週を予定）に出版頂きます。タイトルは、「MBA流ベンチャー経営のポント」、「ベンチャー経営論」、「起業家精神とは」など、数多くの候補の中から『ベンチャーマネジメント』に決まりました。ソフトカバー、全248ページ、お値段は税込みで2520円です。是非、書店にて、ご購入下さい。猪熊

  2005.10.20

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• 新メルマガ　『V.スピリット～リーダーへの提言～』　本日創刊

  新メルマガ　『V.スピリット～リーダーへの提言～』を本日10月14日に創刊いたしました。内容は、「今月の提言」と「今月の主張」です。ベンチャー経営や経営全般について、日頃考えていること、感じていることをまとめて配信いたします。経営者、ビジネスマン、起業家などの皆様に新しい切り口、思考、問題意識を提案することを目的としています。今回のメールマガジンは「有料」です。毎月第2金曜日と第4金曜日の2回発行で、税込み料金は210円です。日記的に日頃の考えを整理しようかとも思いましたが、ご興味・ご関心をお持ち頂ける方には是非お読み頂きたいと思い、有料になりますが、内容を公開する形で情報配信して参ります。無料メルマガ『次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」や「Wall　Street　English　Digest」と併せてご講読頂ければ幸いです。新しい有料メルマガは無料メルマガのようなビジネス講座の広告は掲載せず、メルマガ全体をコンパクトにまとめています。1ヶ月間購読無料です。是非、ご講読下さい。『V.スピリット～リーダーへの提言～』http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/35/P0003541.html

  2005.10.14

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• 池袋ビジネススクールの新戦略

  池袋ビジネススクールの開講をご案内してからもう半年近くなります。「池袋からビジネス教育を変えよう！」と気合を入れてみましたが、世間の反応は弊社メルマガ登録やWebサイトへのアクセスでも痛感しておりますが、なかなか厳しいものです。大逆転を狙って、小池百合子さんや小林興起さんに対抗して選挙に出馬しようかとも真剣に考えました。多くの方々に知って頂き、活用頂けるビジネススクールに池袋ビジネススクールを育てていきたいと思います。そこで、次のような今後の計画を立てております。1.　私が企画執筆を担当した「図解　わかる！MBA（PHP研究所）」　　の実質的な続編となる初めての著書を11月に出版いたします。　　タイトルは未定で「MBA流ベンチャー経営」という仮称が　　ついています。「MBA」という言葉を使うかどうかも含めて　　現在、出版社さんに原稿の校正とともに、タイトルを　　検討頂いています。2.　経営全般を学ぶビジネス講座とともにファイナンス関連　　の専門講座を充実させます。　　起業前に3回転職しましたが、全て証券会社に勤めてきました。　　「大変だったでしょう」と聞かれることは多いですが、今でも　　　証券業は好きな仕事です。そこで、自社事業を通じて証券・　　金融業への復帰を目指します。　　11月1日からは大和証券SMBC　IPOサポートチームの竹内部長に　　よるベンチャーファイナンス　IPO講座（全5回講座）を開催　　します。また、11月17日には元JAFCO香港社長の門脇先生による　　ベンチャーファイナンス講座【11月講座】を開催します。テーマ　　　　は「米国ベンチャーキャピタルのベスト・プラクティス～日本に　　　おける次世代VCの展望～」です。3.　ヘルスケア関連のビジネス講座もOEM供給していきます。　　私の人生において、証券・金融、英語、ヘルスケアとの　　関係は切っても切れない関係にあるようです。　　私は病院で生まれ、育ちました。病院で生まれたのは　　特別なことではありませんが、両親が医療関連の仕事　　をしていたため、小学校低学年までは良く両親の仕事　　が終わるのを病院で待っていたことがあります。両親の　　期待に反して、医者は私に合った職業ではないと考えて　　きましたが、気付いてみると家族や親戚、友人・知人に　　医療関係者が多くなっています。医療の専門家では　　ありませんが、「経営」という切り口において、私が　　ヘルスケア業界に貢献できることは多いと考えています。　　その他いくつか計画していることはありますが、今回はこのくらいにします。　　

  2005.09.15

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• 日本のビジネス教育を変える！『池袋ビジネススクール』

  ビジネスマンが仕事帰りに、無理なく、充実したビジネスプログラムを手軽に、安心して学べるビジネススクールを池袋に開講します。★『池袋ビジネススクール』　5月27日（金）開講日本のビジネス教育を変える一つの新しい試みです。【詳細】⇒　http://www.wildbearcorp.com/ikebukurobschoolindex.htm

  2005.04.27

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• 新メルマガ「WSED～ニューヨークから英語と世界を学ぶ～」2月25日（金）創刊

  新メルマガ「ウォールストリート　ENGLISH　ダイジェスト」を2月25日（金）に創刊します。昨年7月にメルマガ「V.スピリット」を創刊してから半年が過ぎました。お陰様で読者数が、まぐまぐとメルマの合計で750名近くなり、蓄積したノウハウを基に、もう一本メルマガを立ち上げることにいたしました。「V.スピリット」は、私の意見、感想、思考を整理して配信するメルマガですが、「WSED」は私の情報源収集のプロッセスにおいてインプットの価値を高めつつ、情報配信するメルマガです。読者の方々にも私自身・弊社自体にとってもメリットのある、こちらも一つぶで2度美味しい欲張りな企画です。具体的には、アメリカの株式、債券、為替市場動向の簡単な要約と一緒にウォールストリートジャーナルの英文を３つピックアップしてご紹介します。金融関連の方々向けというより、むしろ一般のビジネスマン、経営者向けに情報配信します。英語、証券・金融、アメリカ経済という3つの私のコアな専門を凝縮して、分かりやすく、サラリと読めるが価値のあるメルマガを目指します。投資、経営、一般ビジネスのための情報として活用出来ると思いますが、ご利用はあくまでも自己責任でお願いいたします。★Wall Street English Digest　～ニューヨークから英語と世界を学ぶ～　【読者登録】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/wsed.htm ★次世代ビジネスリーダーのための「V.スピリット」【読者登録】　⇒　http://www.wildbearcorp.com/mailmagazine.htmWBC　猪熊

  2005.02.17

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• 寒中お見舞い申し上げます。

  1月1日から事務作業に追われていて、新年のご挨拶を出来ずに過ごしてしまいました。「気合だ！気合だ！気合だ～」気合も大切ですが、戦略と具体的な行動によって2005年を飛躍の年にしたいものです。猪熊

  2005.01.08

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• 2004年のビジネス講座終了

  昨日12月23日（木）の「MBAノウハウの実践活用講座　総合講座」で2004年のビジネス講座は全て終了した。12月は、18日（土）に開催した「第5回ベンチャー・ファイナンス研究会」では、JAFCOなどから4名のベンチャーキャピタリストをお招きして、それぞれのご専門についてお話頂いた。約50名のベンチャーキャピタリストや財務スペシャリストの皆様にご参加頂き、2004年の弊社イベントとしては最大のイベントとなった。（ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。）講師の皆様には、それぞれのご専門について非常に密度の濃いお話しを頂き、弊社の運営にまだまだ至らない面は多かったとは思いますが、参加頂いた皆様には勉強とネットワーキングの面で、良い機会を提供出来たのではないかと思います。21日（火）に開催した「第4回マーティング研究会」では、20名弱の皆様に弊社池袋セミナールームにお集まり頂いた。弊社セミナールームにおける初めての研究会と交流会の開催であったため、多少不安はあったが、無事終了した。こちらも弊社の運営に至らない部分は多かったと思うが、ご参加頂いた皆様にはご満足頂けたのではないかと期待しています。私が講師を務める「MBAノウハウの実践活用講座」は、まだまだ弊社のマーケティング不足の部分も大きく、毎回少人数での開催になっていますが、昨日の総合講座で2004年の予定を無事終了することが出来た。来年は「MBAノウハウの実践活用講座」を基盤にして、法人企業向け研修を強化して、その他ビジネス講座も充実させていきたい。100名規模の研究会やイベントも開催したい。絶対にやります。猪熊

  2004.12.23

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• 2005年ワイルドベアコーポレーションの事業戦略

  2004年のカレンダーもあと1枚となってしまいました。来年に向けて自社の事業戦略について日々考えています。まだ、確定したものではございませんが、現在検討していることを以下に書いてみたいと思います。来年に向けてのワイルドベアコーポレーションの主な事業戦略は次の3つです。1．　個人ビジネスパーソン向けビジネス・セミナーと各種研究会の強化と拡大2．　法人企業向け経営研修の強化と主力化3．　出版ビジネスの強化と充実1．　個人ビジネスパーソン向けビジネス・セミナーと各種研究会の運営と強化と拡大　「MBAノウハウの実践活用講座（経営戦略、マーケティング、会計・ファイナンス、クリティカル・シンキング）」を基盤として、既存の「マネージメント講座」、「社長のための会計講座」に加えて、「マーケティング講座」、「ファイナンス講座」、「社長のための教養講座（経済学、ゲーム理論、交渉術、リーダーシップ、統計学、インターネット関連ビジネスなど）」を開講し、拡充する。　ベンチャー・ファイナンス研究会とマーケティング研究会の運営を強化して、付加価値の高いビジネス研究会としての認知を高め、ビジネスパーソンの専門知識と能力の補充とネットワーキングの強化のために貢献する。2．　法人企業向け経営研修の強化と主力化「MBAノウハウの実践活用講座」を法人企業向けにカスタマイズして提供する「MBAノウハウ速習研修」の企画、運営、サポートを強化して、法人企業向け経営研修を事業の主力とする。3．　出版ビジネスの強化と充実週刊メールマガジン「V.スピリット」のコンテンツの充実と読者数の拡大（目標：2万部発行）。自社企画ビジネス書籍の出版。※ワイルドベアコーポレーションについては、以下のWebサイトをご参照下さい。URL：　http://www.wildbearcorp.com/

  2004.12.09

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• ノブリスオブリージェ

  検索エンジンで「ノブリスオブリージェ」を検索したが、適切な説明がない。そこで私の理解で説明すると、「地位（身分）の高い人は、それに見合った社会的責任を果たす義務がある」という考え方である。最近、このような責任について考えさせられた。私は、社長を名乗っているが、決して資産があるわけでも、使いきれないほど収入があるわけでも、上流階級の出身でもない。強いて言えば、私が大株主である自社株式の20年後の価値が1000億円以上になると期待していることくらいであろう。30％の割引率で計算すると現在価値は、5億円以上になる。今、現金化できないが、私の持つ資産の価値は5億円以上だと信じたいとことである。しかし、手元にないものは、ないものと考えれば、私の資産はゼロに等しい。そう考えると私は決して、お金持ちでも、高貴な人間でもないのだが、それでも健康で、特に不自由もなく、好きな仕事を出来ている。年齢を重ね、経験を積んで、多くのことを学ぶと、人は簡単に嘘をつくことが出来るようになるようだ。人をだますことも容易くなるのかも知れない。ビジネスで（人生で）本当の意味で成功するためには、こんな大嘘つきになれる能力を持ち、しかも、そんな能力の暴走を許さず、能力を正しく使わなければないのだろう。最近、そんなことを感じた。

  2004.11.20

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• 文化の日も営業中　【Ｎｅｗ】　マネージメント講座開催

  取引先に連絡したが誰も出ない。もう一社電話をしても出ない。先日モデムを交換したばかりのＩＰ電話がまた壊れてしまってのかと考えて思いとどまった。カレンダーには11月の始めに祝日マークが付いていたことを思い出した。何の日か？建国記念日でも敬老の日でもない。そうだ「文化の日だ！」。今日は世間では休日だった（起業家・経営者には関係がない）。「文化の日って何の日だ？」ネット検索して「自由と平和を愛し、文化をすすめる｣祭日だと知った。以前は明治天皇の誕生日だったそうです。是非、現在開票が進む次期アメリカ大統領や小泉首相の強いリーダーシップの下で「自由と平和を愛し、文化をすすめる」機会が増えることを期待します。と、全体的なことは良いが、自分の足元を固めていかなければならない。今月から新ビジネス講座「マネージメント講座」を立ち上げる。ケーススタディーを取り入れた講座です。経営は「自分で直接経験するのが一番」という人もいるが、そうするには多大の時間、労力、財力が必要です。また、そこには大きなリスクが伴う。「お前のような未熟な経営者に教えられたくない」というご指摘もあろうが、今まで自分が学んだこと、経験したことは、（少なくても部分的には）人々のお役に立つ。コンサルタント、アナリスト、一社員としてではなく、経営者としての思考、意思決定、コミュニケーション力を高めるお手伝いがしたい。ケースでは代表的な日本企業（キリンビール、ユニクロ、オリンパスなど）を扱います。高品質で低価格なビジネス講座を提供していきたい。マネージメント講座には私の他、2人のＭＢＡホルダーの方に企画面でご協力頂き、講師としてもご参加頂きます。数十万円で提供されるような講座を上回る講座を提供したい。「マネージメント講座」は事前登録によって1.8万円でご受講頂けます。ご興味・ご関心がある方は次のサイトをご参照の上、是非、お申込下さい。11月17日（水）と19日（金）午後7時からのマネージメント説明会＆模擬講座は無料で受講頂けます。【詳細・お申込】→　http://www.wildbearcorp.com/mgseminarindex.htm

  2004.11.03

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• 台風によりセミナーをキャンセル

  本日、台風23号が日本列島横断を続ける中、夜7時からのセミナーをキャンセルした。台風によって事故がおこることはほとんどないとも思われたが、もしも参加者に何か起こったら大変だ。傘がほとんど役に立たないほど雨が吹きつける中を会場まで来て頂くのは忍びない。台風の中、参加を見送るお客さんも多いことと思われたが、気を使って頂いては申し訳ない。1人でも多くの方々に話しを聴いて頂きたいという思いを抑えて、セミナーをキャンセルした。それでも会場に足を運んで下さった方がいらしたので、特別にセミナーを開いた。私の会社生活、キャリア、ＭＢＡ留学、起業準備、起業してからの2年間の体験談が少しでもお役に立てば幸いです。猪熊

  2004.10.20

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• 経営者としての外見

  先日、大学時代の友人に会った。大手銀行に勤める2人が飲んでいるところに合流した。昔の友人に会うと、ほとんどの友人の第一声は「痩せた？痩せたな！」だ。最近は、「ダイエットしてる」と答えている。多くの企業経営者を相手にする友人達は、発展途上の起業家に対して色々とアドバイスしてくれる。ありがたいのだか、そのまま受け入れられないものもある。サラリーマンと自営業者、起業家、経営者は違う。それを心得て、さらに助言をしてくれる彼らはありがたい存在である。先日最大のアドバイスは、「外見にもう少し気を使え！」だった。見栄でもいいから、見た目を良くしろという助言だ。そういう要素も大切だと思う。しかし、私がイメージしている起業家像とは少し違うので、悩ましい。私がイメージしている起業家像は、ボロボロの靴で社内を歩き回る経営者、どこにでも現れるような腰の低い商売人、あるいは工場のオヤジだ。企業経営と同じで、経営者としても2つの側面が重要だと思う。１つは、「技術開発」。より良い技術、より良い製品、より良いサービスを求める姿勢。本質を追及する思考だ。そして、「マーケティング」。顧客ニーズを適切にとらえると共に、製品・サービスについて顧客に適切に伝える活動、お客さんが「買いたい」と思うような工夫や計画。ある意味、見た目を良くする活動だ。友人は、後者の「マーケティング」の重要性を指摘している。それは正しい。（もっともこの指摘を受けたのは、スーツ姿の2人のバンカーの前に、私服で参上したことも影響している。）私の理論（一部借用）では、お客さんや社会は次の順番で新製品やサービスに注目したり、試用したり、受け入れる。1.　新規性2.　経営者や会社の可能性、潜在的・顕在的能力、人となり3.　製品・サービス自体の品質や価値4.　製品・サービスとそれに付帯するマーケティング的価値　　（付帯的な製品・サービスの品質や価値）5.　確固とした実績やブランド友人は4の段階を指摘してくれているが、私は起業家として3あるいは2の段階にいるように思っている。3の段階で重要なのは「製品・サービスの中核的な技術開発」である。しかし、せっかくの友人の指摘である。今まで気を使っていなかったわけでは決してないが、自分自身のマーティング、経営者としての外見にも出来る限り気を使っていこうと思う。猪熊

  2004.10.17

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• ＭＢＡってどうなんだろう？

  先日、「ＭＢＡってどうなんだろう？」という質問を受けた。ＭＢＡである私が答える以上、「良い、価値がある、役に立つ」という答えになる。大金をはたいて、決して悪くない仕事を辞めて、2年もかけて、準備にさらに数年かかっているのに、「役に立たない」なんて口が裂けても言えない。人の評価はともかく、このような多大な投資に見合う価値を出すべく、努力もしたつもりだ。2年間でＭＢＡと経済学修士をとり、アジア・クラブの役員もして、ボストンにいる250名の日本人大学院生を集めたパーティーの運営もした。世界最大の投資運用会社で夏の間、経験と学費を作るために働かせても頂いた。これだけ努力して、価値がないはずがない。ＭＢＡを取得したことで「成功できる」と思っているＭＢＡはいないはずだ。そんな方が、もしいたら、ＭＢＡだなんて名乗って欲しくない。先日お会いした方によると「ＭＢＡにも、ＭＢＡを表に出す人と出さない人がいる」そうだ。「ＭＢＡを表に出す人は、そういう人」と判断されるそうだ。どういう人なのか、その真意は分からないが、言葉のニュアンス、話しの流れから「ＭＢＡを持っていて凄いんだと自慢げな人」、「横文字、専門用語を並べたてて、相手を煙に巻く人々」ということなのだろうか？ＭＢＡという言葉が、自身の能力、信用、信頼、人となり以上に強く響いてしまうのだろうか？まだまだ、甘い、まだまだ、努力や創意工夫が足りない。もっともっと知恵と体力を使っていかなければならない。才能がないなどとは思わない（ようにしたい）。問題があるとすれば、やり方や力の使い方が悪い。先日、そんなことを思った。猪熊

  2004.10.16

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• 事業計画

  先日、知人の紹介で異業種交流会に参加した。そこで、遊休不動産を活用したテーマパーク、コミュニティー、あるいは、自治体を作ろうという大きな事業計画の話しを聞いた。この事業計画を聞いて、ふと、昔の記憶がよみがえった。2001年にＭＢＡを取得してボストンから帰国した直後にいくつかの戦略コンサルティング会社の面接を受けた時の記憶だ。某外資系戦略コンサルティング会社の面接で、「今、バイク（モーターサイクル）を製造・販売するとしたらどんなコンセプトのバイクを作るか？」という質問を受けた。大学時代にバイク（スズキ　バンデット250ｃｃ）に乗っていた私は、スピード重視のレーサータイプのバイクから、私の愛車のような「バイクらしいバイク」への回帰が起こっていたことも踏まえて、「簡単に乗れるスクーター・タイプの（中・大型）バイク」が良いのではないかと答えた。その解答自体は、最近街でよく見かけるようになったスクーター・タイプの中・大型バイクの普及の流れに沿っていて、間違いではなかったと思う。しかし、その面接での私の解答は、面接頂いたシニア・マネージャーの方からの終わりのない詳細説明の重圧を受けて、街を変え（都市計画の変更）、人々のライフスタイルの変更（啓蒙活動）、バイクを中心とする文化の創造（文化的活動）、さらには法律や規制改革の話しまで発展してしまった。私は、この外資系戦略コンセルティング会社の面接試験をパスすることが出来なかった。その時漠然と感じ、先日の異業種交流会で改めて思った。新規事業計画あるいは、ベンチャー企業の事業内容は、既存の人々の生活や生活習慣を自然に代替するようなものでない限り、世の中に受け入れられることは非常に難しい。時が経ち、何時か受け入れられる時が来ても、その時は既に資金が尽きて事業を辞めていたりすることも多いことだろう。人のライフスタイルは移り変わるが、人のライフスタイルを「変えよう」とするのは、多くの場合、自然の流れに反した行動となりがちだ。事業を始めるにはそれなりにお金や労力、また、膨大なエネルギーがいる。そんな「コスト」をかけると、自分の立場が固まってしまい、コストをかけた対象を正当化して、「自分が変る」のではなく、周囲を変えようとする傾向が多くある。時には周囲を変えることが「正しい」こともあるだろう。しかし、それは非常に難しい。固定化されている自分の立場を守るためだけ、自己の正当化のためだけであれば、恐らく、間違えなく失敗する。自分の立場が「正しい」のか、独りよがりではなく、広い視野で考えた時に、時代の流れ、社会の状況、人類のあり方に照らし合わせて「正しい」のかどうか、常に問う姿勢がないと成功出来ないだろう。先日、そんなことを感じた。猪熊

  2004.10.07

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• 起業相談

  人材関連会社の設立を計画している学生の相談を受けた。両親が公務員という自分と同じようなバックグラウンドを持つTさんに共感する部分は多かった。具体的な相談内容は省略。一般論として、自分の経験から言えば、起業当時、私は実質1人で起業した。それでも1人では、あまりにも形がつかないので、父親から若干の出資を受けて、会社を設立した。友人の大半からは、「競合は？」、「差別化は？」、「やめた方が良い」、「・・・」など、同じような質問や対応を受けることが多かった。MBA風に言えば当然の質問ではあるが、それより何より「自分の会社を設立して、自分の力を試したい」、「自分に何が出来るか知りたい」という思いが強かった。今、2年前を振り返れば、「漠然とした思いはあったが」、「具体的な計画」などなかった。そんなことが実際に出来たことは恵まれていたと思う。起業後2年間はある意味勉強期間だったし、ビジネス・スクールでも勉強したが、経営のトレーニング期間だったように思う。（MBAの勉強は大いに役立っているが、自分なりに消化するために時間がかかった。）35歳を前に、なんとものんきな話しではあるが、事実である。今はもう自分1人の力ではどうにもならない事業段階にある。ここからは1日・1日が勝負。そんな心境に20代前半からなる必要はないのかも知れないと思う。もっとも、当事者としては、「何時も真剣」であることは多いだろう。こう言う私もあと10年後に今の自分が未熟だっと思えるのだろう。何でも良い、自分の興味・関心があることに真剣に取り組んだら道は拓けるのだと思う。いや、拓かなくてはいけない。まとまりのない日記だが、今日は、そんなことを感じた。

  2004.10.02

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• 勉強会での講演について（続き）

  せっかく、「ワイルドベアコーポレーションを創業してからの2年間」という講演内容をまとめたので、出来るだけ多くの方々に聞いて頂いて、就職、社会人生活、キャリア、MBA留学、起業、人生などを真剣に考える人のための「ケース・スタディー」、「事例研究を通した自己のキャリア・シミュレーション」としてご活用頂けないかと思う。9月14日（火）に開催させて頂いた「第2回ベンチャー・ファイナンス研究会」でお話し頂いた公認会計士の先生（小泉さん、ありがとうございました）も「コンテンツの2次利用ビジネスが美味しい」とおっしゃっていた。是非、「ワイルドベアコーポレーションを起業して2年～MBA社長の起業体験レポート～」（仮称）を「MBAノウハウの実践活用講座」の特別講座として開催したい。ご興味がある方は、best@wildbearcorp.com　まで、ご連絡下さい。猪熊

  2004.09.30

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• FRBという勉強会

  9月26日午後5時から新宿区スポーツセンターで開催されたFRBと言う勉強会で「ワイルドベアコーポレーションを創業してからの2年間」というテーマでお話しさせて頂きました。早稲田大学不動産金融法勉強会が起源というFRBは、社会人、大学生が半々で、馴染みやすい雰囲気の勉強会だった。以下の内容を2時間に渡ってお集まり頂いた約20名の方々にお話しさせて頂きました。『ワイルドベアコーポレーションを創業してからの2年間』1.　ワイルドベアコーポレーションについて2.　私の略歴　　•学生時代　　•野村證券時代　　•1990年代後半　　•ボストン留学　　•独立までの1年3.　起業の経緯4.　起業理念5.　起業して半年6.　起業して1年7.　起業して2年8.　WBCの経営戦略9.　WBCの事業戦略10.　起業経験から学んだこと　　•自己分析　　•戦略ドメインの設定11.　起業家が成功するために　　•起業家が成功するための条件12.　マーケティングが重要パワーポイント20枚の講演資料を用意させて頂いたが、全て口頭によるレクチャーだったので場合によっては1時間で話しが終わってしまうかも知れないという不安も多少あった。しかし、結局ほとんど一方的に2時間お話させて頂いてしまいました。決して大成功しているわけではない起業家・経営者（そう呼んで良いのであれば）である私の話を、皆さん真剣に聞いて頂いてありがとうございました。決して大成功しているわけではありませんが私の今までのキャリアや起業経験が聴いて頂いた皆様が就職、キャリア、社会人人生、人生を考えるために少しでも役立てば幸いです。続く

  2004.09.28

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• ビジネスを模擬体験

  昨日、秋分の日は午後から母校青学の同窓祭で開催された、ビジネスを擬似体験するイベント、Gusinessの運営のお手伝いに行ってきました。J-Waveにも取材されていて、参加者の皆さんはみんな真剣に仕入れた商品や自社で作った製品を販売されていました。自分の日常の活動と重なって共感するものがありました。2－3人のチームから1人のお店まで、色々です。大部分のお店が当初予想した売上に未達だったのではないでしょうか。希望は大きいが、現実は厳しい。しかし、厳しい現実以上に大きな希望や夢を持っていなければやっていられない。商売の難しさを違う角度から見つめ直すことが出来たように思います。1人で商売している人には、自分の状況と重なって、「頑張れ！」って応援してあげたくなってしまいますが、商売を続けていくには何時までも1人では続けていけないって、はたから見ていて思いました。仲間を作れる仕事、仲間が助けてくれる仕事、仲間がついて来てくれる仕事をしないと厳しいって、改めて感じました。猪熊

  2004.09.24

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• DGメーリングリストのご紹介

  最近、経済産業省関連のプロジェクトのドリームゲートさんでお世話になっています。チーフプロデューサーの吉田さんやその他ドリームゲートのアドバイザーの方々数名のご協力によってメーリングリストを立ち上げました。「マルチ専門家を目指そう！ML」（主催者：　猪熊篤史）次のサイトから読者登録できます。→　http://www.dreamgate.gr.jp/join/mlusr/ichiran.php マルチ専門家を目指そう！ＭＬ専門家でなければ食べていけない。しかし、専門だけでは生き残れない。様々な分野の専門家の皆さん、ＭＬによる意見交換・情報交換を通して皆で「マルチ専門家」を目指しませんか？起業家、起業希望者の飛び入り参加も歓迎です。税理士、公認会計士、弁護士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、ＩＴコーディネーター、中小企業診断士、ＭＢＡなど、その道の専門家から無料でアドバイスをもらえるかも知れません！！是非、皆さんご参加下さい。猪熊

  2004.09.23

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• 楽天広場への参加のご挨拶

  皆　様こんにちは、ワイルドベアコーポレーションの猪熊と申します。経営コンサルタントして独立して2年が過ぎました。私の職業人生の中で最長勤務記録を自分の会社で達成しました。現在、昨年私自身が企画執筆に関わった「図解　わかる！MBA（PHP研究所）」をテキストとして活用したビジネス・セミナー「MBAノウハウの実践活用講座」、ベンチャービジネスを主に財務面から支援するプロフェッショナルのための「ベンチャー・ファイナンス研究会」、ベンチャービジネス全般に関わるプロフェッショナルのための「マーケティング研究会」の運営と法人企業様向けマネージメント研修の提供を専門にしています。今後、この「ワイルドベアの日記」で弊社の情報、セミナー・イベント情報、ワンポイント経営講座などを配信していきます。よろしくお願いいたします。ワイルドベアコーポレーション　猪熊

  2004.09.22

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