自宅で飲むワインとスコッチ

モンドヴィーノ～ワインの世界～

---------以下、引用「楽天ブックス」商品説明より----------

自らソムリエの経験を持つジョナサン・ノシター監督が、ワイン業界の裏側を明らかにしていくドキュメンタリー。カリスマ評論家の一言に左右され、味を変える作り手もいるという。そんな知られざる真実の数々を紹介する。

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あちこちで話題騒然のワインドキュメンタリー映画「モンドヴィーノ」です。
私が住んでいる場所では、ド田舎のため映画は上映されませんでした。

ＤＶＤが発売されたんで、早速拝見。



・・・・・・・・・・。



なんというか、何から話していいのか解りません。


まず映画としては、めっちゃ変！こんなのみた事ない。


全編ワインに関わる人物（生産者、コンサルタント、評論家、政治家など）に対するインタビュー「のみ」で構成されています。
ひたすら登場人物が喋り捲っています。物語もストーリーも存在せず。
撮影も監督が行っているっぽく（？）映画に対してはシロウトらしく、映像もフラフラ揺れて見難いです。映画館で見なくて良かったかも。


次に、とにかく考えさせられます。
人々の会話から、今のワイン界が直面する「変化」と「伝統」のせめぎあいが見え隠れします。
その内容はワイン界に留まらず、今の世界が直面する問題が鮮明に映し出されている気がします。
ワイン界のエグい裏事情もよ～く見えますね・・・


以下、見た上での個人的な感想など。


情報が素早く伝達する世界が出来てしまって、世界中の様々な価値観が流入していますね。
ワインに限らず、世界中の色んな文化やモノ作りが同じ目に遭ってるんだなぁと実感します。歴史で学んだような日本の伝統的な価値観も、欧米世界の価値観に合わなかった為に変化を強要されたんだろうなぁ。

イラク戦争やその他の世界情勢なんかも同じですね。


あと、登場人物について。


モンティーユおじさん、超いい。
彼の話すのをみて、「このオヤジ、なんか好きだ」と思いました。
今はワイン造りから引退しているようですが、ドメーヌを引き継いだ息子さんではなく、娘さんの作ってるワインを飲んでみたいなと強く思いました。探してみます。


ブロードベント、格好いいですねー。理知的で冷静沈着で、気品溢れるおじいさん。
映画では少ししか映っていませんが、もっと話を聞きたいと思いました。



ワインに罪はないのですが、この映画を見てから、飲みながら色々考えちゃうようになりました・・・