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2014年06月05日
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神咲邸に立ち寄った雫は、豊多香の著書「ワイン評論」の第12巻にのみ”あとがき”があることに気づく。

第十二の使徒編 第44話


順当に次号最終回に向けてお話は収束していきます。


残り少ない回数を使って、目的の場所へ話を進めるわけですから。
今までの、ほとんど成り行きしか無かった進行と比べれば、明らかに作者の意図が感じられ、内容は充実しています。



ただ、今回のお話を読んであらためて思った事がひとつ。


やっぱり、この作者。
ど~でも良い、細かいことを気にし過ぎる傾向が強いです。
自分のコミュニケーション能力に自信が無いのか、自らが語ることが好きなのか、とにかく語り過ぎです。


秋絵の送ったディケム'76に関して、藤枝に滔々と自分の思いを語らせ、第十二の使徒編のやり残しをキチンと収めている様に見えますが・・・


これ、無駄ですね。(爆
語りすぎて、感動もヘッタクレも無いです。


私なら、
「愛おしげにディケム'76をセラーへ収めようとする藤枝」
「セラーの中にある、もう一本のディケム'76」
「藤枝の頬を伝う一筋の涙」
この3コマで終わらせます。



早くも・・・ですが、「神の雫」を振り返ってみても同じことが言えると思います。
本物のワイン、それも良いワインと評されるものには、素晴らしい「余韻」が付き物ですが、「神の雫」の物語に「余韻」は微塵も無い。


あるのは、場当たりでかます「ハッタリ」の極めて短い「余韻」のみ。(笑


「心象風景」というものでワインを語るのは良いのですが、ダラダラと饒舌な自己主張の塊である「心象風景」で埋め尽くされたお話に、読者が介在する余地はありません。
そう、まるでワインオタクが、素人のカモを見つけ、延々と自らの知識をひけらかすあの場面のように。
ワインの敷居が高いと感じさせる、最悪のシーンを具現化したのが、この「神の雫」だったのではないか・・・ そう思えます。


「作風」・・・いや、作者自信が「ワイン」を語るには、あまりに未熟だったと。



そして、作者が今出来る最大の余韻の残し方。
それは、「神の雫編」を描かない事でしょう。



次号は6月12日発売「最終回」です。



今週登場したワインは。

● ラ・グラン・リュ ランソワ・ラマルシュ

● シャトー・ディケム

● ロマネ・コンティ D.R.C.





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最終更新日  2014年06月05日 10時10分26秒
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