383957 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2014年06月05日
XML

神咲邸に立ち寄った雫は、豊多香の著書「ワイン評論」の第12巻にのみ”あとがき”があることに気づく。

第十二の使徒編 第44話


順当に次号最終回に向けてお話は収束していきます。


残り少ない回数を使って、目的の場所へ話を進めるわけですから。
今までの、ほとんど成り行きしか無かった進行と比べれば、明らかに作者の意図が感じられ、内容は充実しています。



ただ、今回のお話を読んであらためて思った事がひとつ。


やっぱり、この作者。
ど~でも良い、細かいことを気にし過ぎる傾向が強いです。
自分のコミュニケーション能力に自信が無いのか、自らが語ることが好きなのか、とにかく語り過ぎです。


秋絵の送ったディケム'76に関して、藤枝に滔々と自分の思いを語らせ、第十二の使徒編のやり残しをキチンと収めている様に見えますが・・・


これ、無駄ですね。(爆
語りすぎて、感動もヘッタクレも無いです。


私なら、
「愛おしげにディケム'76をセラーへ収めようとする藤枝」
「セラーの中にある、もう一本のディケム'76」
「藤枝の頬を伝う一筋の涙」
この3コマで終わらせます。



早くも・・・ですが、「神の雫」を振り返ってみても同じことが言えると思います。
本物のワイン、それも良いワインと評されるものには、素晴らしい「余韻」が付き物ですが、「神の雫」の物語に「余韻」は微塵も無い。


あるのは、場当たりでかます「ハッタリ」の極めて短い「余韻」のみ。(笑


「心象風景」というものでワインを語るのは良いのですが、ダラダラと饒舌な自己主張の塊である「心象風景」で埋め尽くされたお話に、読者が介在する余地はありません。
そう、まるでワインオタクが、素人のカモを見つけ、延々と自らの知識をひけらかすあの場面のように。
ワインの敷居が高いと感じさせる、最悪のシーンを具現化したのが、この「神の雫」だったのではないか・・・ そう思えます。


「作風」・・・いや、作者自信が「ワイン」を語るには、あまりに未熟だったと。



そして、作者が今出来る最大の余韻の残し方。
それは、「神の雫編」を描かない事でしょう。



次号は6月12日発売「最終回」です。



今週登場したワインは。

● ラ・グラン・リュ ランソワ・ラマルシュ

● シャトー・ディケム

● ロマネ・コンティ D.R.C.





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年06月05日 10時10分26秒
[コミック 「神の雫」] カテゴリの最新記事


PR

カテゴリ

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

☆☆わいわいワイン日… coyote183さん
つくばエクスプレス… moro_moroさん
行け! 泡盛マイス… 泡盛マイスターさん
愛飲・愛食日記 さっこちゃん7320さん
ワインのある人生に… たっつあん1さん

© Rakuten Group, Inc.
X