卒
卒業式でした。すっきり晴れて、ちょうど桜開花宣言が出されたということで、ちょっとうれしい。うちの大学はレンガ色が多くてわりと外見きれいで好き。全体の式は・・・なぜか結構前のほうに座れて、でもずっと喋ってた。いっぱいカメラが来てて、学長が囲まれてる姿を見て可笑しかったんだけど、その直後に真相を知って急に泣きそうになってしまった。カメラが来てたのは、福知山線脱線事故で亡くなられた方のご両親が来られてたから。あんなに写真撮らなくてもいいのに・・・と、ちょっと腹が立ちました。それでも前に立つご両親はすごいなあーと思った。学部の式は・・・変な人が数人。成人式で暴れそうな雰囲気のある袴姿の男子とか、洋風なひと(?)とか。洋風って・・・なんて言えばいいんだろう。ハリーポッターみたいな、上が四角くて空に投げそうな帽子!証書をひとりずつ取りに行くのはなぜか緊張した。そのときだけは、あー卒業するんだなと思った。そしてなぜか、隣の研究室の先生に「証書こっち向けて」って注文を受けてまで写真を撮られた・・・。なぜ?自分の研究室の生徒さんは当然ちゃんと撮ってはったけど、私は謎。その後何人か成績優秀なひとが表彰されていたけど、私はもちろんかすりもせず。学部での卒業生は150人弱。表彰されないひとのほうが多いけど、なんか自分駄目やなーとかぼんやり思って。でもでも!式の後に先生に声をかけられ・・・なにやら私の薬局実習報告みたいなやつが名前入りで新入生勧誘パンフに載るけどいい?って許可を取られた。それがちょっとだけうれしい。載ってるのを自分で見ることも、同級生に見られることもない地味さだけど、すっごく微妙に名前が残った気分。ちょっと最近、生き方のヒントみたいなものが見えてきたような気がしてる。地味でもこつこつ頑張っていれば、それなりに返事をもらえると思う。誰にも見られてなくても、天は見ているというか。私の尊敬している吉岡先生は『おてんとうさまは見ている』っていう言葉を講演中に何度か言われていたけど、ほんとにそうかもしれないと思ってきた。載るけどいい?って先生に言われたとき、いつもより強くそう思った。式の後は、写真撮り放題みたいなかんじで。そのあと研究室で、花束ありがたい!すごくいい香りがしてます。香り代表はリリーかな?チューリップがめっちゃかわいい。隣の研究室の先生のところに話しに行こうと思ってたんだけど、新棟のほうで集まっているのか、隣の研究室は空っぽだった。先生にお礼をたくさん言うことがこの日の最大の目的だったと言っても過言ではないのに、目的達成できなくてどうしよう。ちらっと会ったときに「病院遊びに行きますよ」って言ってくれてううぅー(泣)と思っただけやん!なんか先生にいろいろ与えてもらっているのに全然返せてない。ほんと先生はかっこいい。かっこいいというか、私より体重軽いでしょ!?っていうひょろりとしたおじさんだけど、理想的なひとですね。尊敬する先生パート2。先生みたいになるべく私は頑張ろう。で、そのあとは、やっぱり飲みですね!!実は、学部全体での飲み会のようなものがあったんだけど、参加せずに旅行メンバーで。私だけ私服というちょっと微妙なかんじで・・・。袴の返却が16時でね、ちょっと残念。でも着替えたくって仕方なかったからいいけど。着付けてくれたひとが優しいひとだったようで、「苦しくないですか?」って何度も聞いてくれて、結果ゆるくてずれてきてたという結果。プリクラ撮ったんだけど、私だけ黒い服で地味!!!いまいちやっぱり卒業したという感覚も、友達と離れるという感覚も全くないけど、別れ際に「また遊ぼうなー」って言い合ったらへんは不思議な実感があったかな。大学卒業したんだねえ。なんとなくこれは過程だ!っていう思いが強いせいか、どうしても実感湧かない。かといって、もうすぐ社会人だという実感もないんだけど。でもすごく責任を伴うところに行かなきゃいけないんだなあとぼんやり思う。睡眠薬とかタミフルのニュースを見ててもいろいろ考えてしまうよ。緊張するけど、自分のペースで頑張っていこーっと。