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カテゴリ:イギリス各地
渡英を決めてから、どうしても行きたい場所があった。
リバプールである。 ビートルズのふるさと、産業革命の町、、、。 17世紀まで小さな港町に過ぎなかったリバプールは、アメリカのバージニア州や西インド諸島との貿易により、18世紀に大きく発展した。大英帝国の時代に大きく栄えた後、第2次大戦以降は失業者が増え、活気がなくなっていたそうだ。 今では文化の町として知られ、2008年の「ヨーロッパ文化都市」に指定されており、美術館も多くある。また、サッカーの街、ビートルズの街としても有名だ。 ロンドン、ユーストン駅から3時間半、電車はリバプールライムストリート駅に着く。 リバプールという街は労働者階級の街として知られているので、正直汚い、活気のないところだと想像していた。 これがリバプール・ライムストリート駅である。 大きい、きれい、明るい。 駅前のセント・ジョージ・ホール。 これまたキレイ。 ロンドンよりずっと清潔で開放感がある。 駅前を少し歩くと大きなショッピングセンターが。 物価も安く、ロンドンと違って、生活感にあふれる街だな、と感じた。 サッカーの強豪、リバプールのサッカーショップを発見。 参加しようと思っていたバスツアーが満員だったので、市内を散策することに。 マージー川沿いのアルバート・ドッグ。リバプールはかつて世界有数の港町だった。 例えていうなら、横浜の赤レンガ倉庫街みたいな感じ。 この一角に「ビートルズ・ストーリー」というビートルズの博物館がある。デビューから解散、ジョン・レノンの死、そして現在に至るまでビートルズの音楽を聴きながら年代順にみていくのだ。 これが、また見ごたえがある。 本人達の所蔵物はもちろん、当時紹介されていた新聞「マージービート」や、出演していたバーの再現、ジョンが表現しようとしていたこと、、。 ビートルズの世界にどっぷり浸かることができる。 知らなかったことをいろいろ発見できた。 ジョン、ポール、リンゴ、ジョージだけでなく他のメンバーがいたこと、とかドイツのハンブルグで修行をしていたこと、とかオノ・ヨーコとジョンは、自分が思っていたよりも早い時期に出会っていたこと、とか、息子のショーンの正式な名前はショーン・太郎・オノ・レノンだったとか、、、、。 なんだかずいぶんビートルズに詳しくなった気がする。 ビートルズ・ストーリーを出ると、水陸両用のホバークラフトを発見。 マージー川からと陸から、2倍観光が楽しめるという人気の乗り物だ(ちなみにロンドンにもある)。 続いて、ヨーロッパで一番古いというチャイナタウンへ。 はっきり言って小さい。 神戸の中華街くらい?? チャイニーズ・ニューイヤーが明日なので、移動式遊園地が出ていたり、にぎやかなのだが、ロンドンや横浜のそれとは比べ物にならない。 中国人はなぜここを選んだのだろうか?? ここはリバプールのランドマーク的存在、リバプール大聖堂。 英国国教会の大聖堂としては世界最大の大きさを誇り、見るものを圧倒する。着工から完成までに74年かかったそうだ。中に入るとちょうど夕方の聖歌の時間。美しい賛美歌が流れている。 ちなみにポール・マッカートニーは11歳のときにここの聖歌隊に応募し、オーディションで落ちたそうだ、、、、。 塔の上からの景色。 先に広がる山並みはピーター・ラビットで有名な湖水地方である。 センターに戻って散策。 ロンドンではなかなか見ることのない大きなショッピングモールに興奮する。 シュガークラフトのお店を発見。 これはビートルズのアビー・ロードですね。可愛い♪ こちらはビートルズがデビューを飾った伝説のパブ、キャバーンクラブ。一度閉店したが、1984年に再建された。 キャバーン・クラブのあるマシュー・ストリート。 ビートルズの発祥地として有名。 リバプールは北に位置するからか、本当に寒い。 歩き回って、インフォメーションカウンターのお姉さんお薦めのイタリアンレストランでご飯を食べ、近くのパブでギネスを飲んだ。 こんなに寒いのに、タンクトップのお姉さん達が外を歩いているのが信じられない、、、。パブは夜が更けるに連れ、不思議な人達が集まってきた。 カウボーイハットをかぶった女性グループ、ブルーズブラザーズのようにダークスーツに黒いサングラス、黒い帽子を被った軍団が、リムジンから続々と降りてくる。 不思議な街リバプール、、、。 今日の宿はアルバートドッグ沿いのユースホステル。 ホステル内もビートルズ一色だった。 満天の星空の下で、おやすみなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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