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テーマ:虫!(820)
カテゴリ:昆虫(蝶)
特に是と云った心境の変化もないのだが、Weblogを再開することにした。尤も、今後どの程度続くかは自分にも分からない。少なくとも、毎日書き込む様なことはない、とだけは言える。この記事も、写真を撮ってから、既に3週間も経っている。
前回の書き込みは平成24年4月1日だから、4年以上ほったらかしにして居たことになる。この間、読者諸賢には何かと御心配頂いた様で、感謝の念に堪えない。 久しぶりに書く気になったのは、これまで我が家で見たことのないウラナミアカシジミ(Japonica saepestriata)が出現したからである。下の写真では、既に御臨終であるが、その前日に生きている所を見つけ、急いでカメラを持って来たのだが、もう見当たらなかった。
次の日に我が家の簡易雨量計(円筒形の屑籠)を動かした時、その下から、前日の個体と同じ翅の破れ方をしたウラナミアカシジミが、上の写真の様な状態で発見された。 ウラナミアカシジミは、私が小学生の頃は、近くの「成城3丁目緑地」の辺り(当時は只の雑木林)に居たことが分かっていたが、その後絶滅したものと思っていた。しかし、その緑地の傍に住む友人が、最近は沢山居ると云うので喜んでいたのだが、まさかわが家の庭に現れるとは思いもよらなかった。 ウラナミアカシジミは、緑色の光沢はないが、ゼフィルスの仲間である。この辺りに現在も生息しているゼフ(ゼフィルス)としては、他にミズイロオナガ(Antigius attilia)があるが、勿論、我が家で見たことはない。アカシジミ(Japonica lutea)は、以前は少し北の方(調布市)へ行った「中央電気通信学園」(現NTT中央研修センタ)に沢山居て、夕方になると敷地内のコナラやクヌギの梢辺りを乱舞していたものだが、現在ではどうだか不明である。ゼフとしてはかなり異端のウラゴマダラシジミ(Artopoetes pryeri)も少数ながら、通信学園に隣接する谷に棲んでいた。しかし、調布市が、食草であるイボタノキの群落を全部伐採して、平凡な公園(調布市入間公園)にしてしまったことにより、いとも簡単に絶滅してしまった。この当時の市長は、確か古い農家や林の保存に尽力した人物であった様に記憶しているが、全く残念な事をしたものである。イボタノキならば、庭木としても使えなくもないので、それを活かして公園にすることも出来たのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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