カテゴリ:孤独な女
一目ぼれは、永遠の愛の理由である。一目ぼれ、ご注意あれ~。) 2000年頃に付き合い始め、一年後?位に結婚し、2年ほど紆余曲折を経て、 今は幸せに暮らしているという、韓国の実在のカップルがモデルだそうです。 この映画は、紆余曲折の部分が、実体験を基にしただけに、 描写がリアルなところが驚愕です。 ** 掃いては捨てるほどある、この世の恋愛映画。 韓国の恋愛映画は、男性の女性に対する真摯な思いが伝わる映画が多くて、結構すきです。 お誘いをいただいて見た映画でしたが、予想以上にいい映画だったので、 嬉しくなりながら、観ました☆ ** 男性からすると、一目ぼれが実を結ぶ喜び(オレ的に大恋愛!) 女性からすると、タイプじゃなかったが、好きだ好きだといわれるうち、その人のやさしさに触れて だんだん好きになっていく、愛される喜び。(こんなに愛されたことは今までなかった!) 告られて、付き合い始めて・・ゴールイン♪ しかし・・彼女はちょいとワケありでね。 ** 悲劇のヒロインのウナさんは、都会ソウルから田舎町にやってきた若い女性です。 喫茶店で働き口を見つけ、農家の人をあいてに商売しています。 昼だけでは生計が厳しいので、夜はパブみたいなところで働きます。 さっきまで都会にいたのに、故郷でもないところに、ひとり暮らし始める若い女。 (フフ・・99%、ワケありです。) 彼、ソクチュンさんは酪農で働く人ですが、30代半ばになってもまだ独り者。 「おまえ、いい人いないのか?はやく結婚しろ。結婚はいいぞ~」 とフィリッピーナの妻を持つ同僚にけし掛けられたりしつつ、 「好きになれる女がいないんだ」 と、日々まじめに牛の世話をし、将来は自分の農場を持つことを夢見ている。 そんなある日、通勤途中のいつもの道の、 鈍行電車の線路待ちで、反対車線からゲンチャに乗っていた彼女に・・ 完全に一目ぼれしました。 彼女の素面も、なびく髪も、後姿も、全部スローモーションで、 くっきりと見えてしまう現象がおきてしまいました。 (一目ぼれしたことあるひとなら・・おわかりでしょう^^!) ** その後は、彼女の働く喫茶店やパブに入り浸って、 なんとか気を引こうと試みるわけですが、 見てくれが、野暮ったすぎて、なかなか成功しません。 それでも、何日も何日も押しかけてね。 で、言い寄ってくる男性には誰彼となく、甘くしてしまうのが、 彼女の不幸の源なのですが、ついお得意の客ということもあり、 ソクチュンさんにも優しくしてしまいます。 はじめの頃は、デートしても言ったもんです。 「かんちがいしないでよ、彼女よばわりしないでね。 ・・・あたし、あんたに言いたいことがひとつあるの。 ・・あなたはぜんぜん、あたしのタイプじゃないの!」 彼、ショック受けますが、気を取り直して、彼女の元へやっぱり、お出かけします。 そのうち・・実直で優しくていいひとなところが認められて、 やっと初Hまでこぎつけますが、 ドキドキしてあせってしまい、12も離れた彼女(干支が一緒なの。)に リードされます。 こういったことに敏感な人は (あなた、とても慣れてますね?!) と気がつくかもしれませんが、彼はまったく気づきません。 ** 彼女が田舎に来た理由は、(たぶん)売春してるときに客になった男と 付き合い始めちゃって、一緒に暮らすようになったけど、暴力ふるうし、 束縛が激しく、ストーカーになり果てた男から逃げる。あと、売春を引退する。 というもの。 ソクチュンさんは、田舎の人間らしく、おばあちゃんと住んで、 近所には兄貴夫婦が住んで、と濃厚なお付き合い社会にいます。 だから、そんなワケありの女にうつつ抜かしてたら・・ すぐにうわさは広まって、 おばあちゃんにも、兄貴にも 「あの女はやめとけ」 と釘をしっかり刺されます。 (おばあちゃんには、何回も泣かれます。普通に見合いした人でいいじゃないのっ!って。) でも、彼女のこと、あきらめられないんですね。 だって、しつこいですが、一目ぼれなんですもの。 彼女のどこがどう好きとか説明する以前に、「とにかく好き」 そうこうして純愛は、晴れて「ご結婚」に至るのでした☆ ** しかし・・ 災難は結婚してからやってきた。 彼女のほうは売春の経験の結果、HIVキャリアになってしまい、 ストーカー男がついに、彼女を見つけ出して、 新夫に恐喝して手切れ金を巻き上げ・・ ・・まだ続きますヨ。 悪いことは、次から次と悪循環にやってくるときがある。 どこかで、原因を断ち切ると好転するけど。 彼ソクチュンは、彼女をあきらめれば済むことだった。 彼女ウナのほうも、そうしようと思ったわけだけども。 ** なんと、愛の勝利ですって。 すごい、ひとりの人を愛しきることがテーマの映画です。 ○ウナに似ている日本人女優 戸田恵梨香さん この映画ではものすごい、似てます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月25日 23時42分52秒
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